旧日本軍の遺棄化学兵器、作業中に有毒物質漏れ日本人作業員2人負傷
中国東北部・吉林省敦化市ハルバ嶺(れい)で5月26日、旧日本軍が遺棄した化学兵器の発掘・回収作業中に砲弾から有毒物質が漏れ出し、日本人作業員2人が手を負傷していたことが分かった。日本政府関係者や中国外務省が明らかにした。2人は一時入院したが、いずれも命に別条はなく、既に退院して帰国しているという。
日本政府は2000年以降、中国政府との覚書に基づき、皮膚などをただれさせる「びらん剤」入りの砲弾など、戦前に旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の回収や廃棄作業を進めている。内閣府のホームページによると、23年度末までに中国国内で11・5万発を発掘・回収し、8・8万発を廃棄処理している。【北京・畠山哲郎】




