紙の本でマンガを読むと内容理解が深まる、東大研究チーム発表
紙の本でマンガを読んだ方がタブレットで読むより内容を理解しやすく、脳の余分な活動を抑える効果があるという実験結果を、東京大の酒井邦嘉教授(言語脳科学)らの研究チームが発表した。それぞれの読書後に内容を尋ねたところ、複雑な設問はタブレットの方が解答に平均1割超長く時間がかかったという。
研究結果は3日付の米科学誌「PLOS One(プロスワン)」に掲載された。
実験はマンガの出版社「コアミックス」(東京都武蔵野市)との共同研究で、2023年12月~24年9月に東大の学生ら25人を対象に実施。初見のマンガ作品の前半部分を紙の単行本かタブレットで読んだ後、磁気共鳴画像化装置(MRI)内でゴーグルを用いて後半部分を読み、内容を問う設問に答えた。解答するのにかかった時間や正答率のほか、読書中や答えを導き出すまでの脳の活動をMRIで測定し比較した。
使用したマンガ作品は、同じ出来事を前半と後半で男女カップルの視点を入れ替えて描く内容。それぞれの気持ちを四つの選択肢から選ぶ設問は、1人の視点だけで答えられる単純なものと、2人の視点を理解しなければ正解できない複雑なものを用意した。
その結果、...






