En resumen
1926年5月24日、北海道の十勝岳で噴火が発生し、「大正泥流」と呼ばれる山津波で144人が犠牲になった。この大惨事から100年を迎えるにあたり、当時の被害と三浦綾子の小説「泥流地帯」に触れている。
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1926(大正15)年5月24日、北海道中央部にある十勝連峰の主峰・十勝岳(2077メートル)が火を噴いた。溶けた残雪が山津波となってふもとの上富良野へ下り、行方不明者を含めて144人が犠牲になった。
「大正泥流」と呼ばれるその大惨事から100年の節目を迎える。
北海道上富良野町、旭川市
三浦綾子の長編小説「泥流地帯」は、十勝岳に近い日進という集落で暮らす貧しい兄弟ら家族の姿を、弟耕作の視線で描いた。
どんな苦境にもめげない兄拓一。だが、幼なじみの福子は女郎屋に売られ、働けど働けど一家の暮らし向きも上向かない。そんな家族を泥流が襲う。
旭川市にある三浦綾子記念文学館を訪ねた。事務局長の難波真実(まさちか)さんによると、勤務先の旭川営林署で大正泥流の災害誌を目にし「すぐ近くでこんなことが」と気に掛けていた夫光世(みつよ)が…






