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精神障害のある当事者らが「平和宣言」を発表、戦争と差別への懸念表明
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精神障害のある当事者らが「平和宣言」を発表、戦争と差別への懸念表明

En resumen

大阪の精神障害者団体「ぼちぼちクラブ」が、戦争や全体主義への反対と、差別や偏見が弱い立場の人々を追い詰めることへの懸念を表明する「精神障害者による平和宣言」を発表した。歴史的教訓を踏まえ、平和な世の中の実現を訴えている。

Resumen generado por IA

Por qué importa

精神障害のある当事者でつくる「ぼちぼちクラブ」が、戦争や全体主義に反対し、平和な世の中を訴える「平和宣言」を発表した。歴史的に戦争が精神障害者への差別や迫害に利用されてきた教訓を踏まえている。

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戦争や防衛力強化のニュースを見聞きするだけで、心を揺さぶられる人たちがいる。テレビを消して一息ついても、つければまた映し出されるウクライナ、ガザ、イラン――。そんな状況に「なにか言わずにはいられない」と精神障害のある人たちが意見を出し合い、「平和宣言」を発表した。

「戦争や全体主義にNO!」

精神科・神経科に入院や通院の経験がある当事者でつくる大阪精神障害者連絡会(通称「ぼちぼちクラブ」)は4月下旬、「精神障害者による平和宣言」を作成した。

きっかけを作ったシンガー・ソングライターでぼちぼちクラブメンバーの塚本正治さん(64)はうつとパニック障害がある。地元の大阪・鶴橋で月1回、弾き語りのライブを続けている。

クラブの仲間とバンドを組んだことがきっかけで音楽を始め、自分たちの生活や体験を歌にしてきた。環境が変わったり、暴力を目にしたりすると体調が悪化する人が多く、自身はうつになるという。

「戦争とか全体主義とかいう時代にNO!を突きつける」。宣言はそんな強い言葉で始まる。

「戦争のため国家は障害者差別を利用し、精神障害者を隔離し、水や食料を与えず、殺害してきた」と歴史に触れ、「戦争はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を生み、人権と生活は破壊された。今もウクライナや中東でくりかえされている」と主張する。さらに「(戦争放棄と戦力不保持を定めた)憲法9条、(生存権を定めた)25条を守りたい」と訴え、「平和な世をつくろう」と結ばれる。

排除の目が向けられることへの不安

塚本さんは最初、戦争に関する原稿を書くつもりだった。だが「みんなで話し合って出せる文章になったらいいな」と考え、宣言の作成を提案した。

事務局会議に素案を示し、仲間で意見を出し合うことで、短くも力強い宣言文になった。暴力に圧倒されるだけではなく、自分たちで言葉を発することが、病気の回復にも大事だと感じたという。

「私たちは平和でないと生きられない」。ぼちぼちクラブ事務局長のたにぐちまゆさん(54)は語る。

もし戦争が始まれば、弱い立場の人たちは追い詰められる。病院に入院している仲間はどうなるのか。地域で暮らす精神障害者は排除の目を向けられるのでは。そうした不安が、宣言を出した背景にある。

以前から、クラブでは戦争と精神障害者を巡る歴史について学ぶ機会を重ねてきた。日本では約80年前の戦時中、精神科病院の入院患者たちが食糧難で命を落とした。戦地から戻った兵士は心に深い傷を負いながら、十分に顧みられなかった。ナチス・ドイツでは「T4作戦」として精神障害者らが「役に立たない」とみなされ、20万人以上が虐殺された。

塚本さんは言う。「戦争というのは暴力やから、あかん」

社会の中にある差別や偏見が利用され、弱い立場に置かれた人の生活を壊していく。そんな歴史を教訓とし、繰り返してはいけないと思う。

よみがえるつらい記憶

クラブの山本深雪代表(72)にも忘れられない記憶がある。

40年以上前、山本さんが暮らしていた長屋には精神障害のある人々が暮らし、その日の出来事を当事者同士で語り合う場があった。近所で不審火が相次いだ時、地域に不安が広がる中、山本さんたちに疑いの目が向けられたという。

町内会側から、長屋を出ていくよう求められた。

Preguntas abiertas

  • 宣言に対する社会の反応は?
  • 今後の平和活動は?

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This article was originally published by 毎日新聞.

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