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From London Banker to Japanese Hot Spring Innkeeper: A New Zealander's Journey
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毎日新聞·17 sa önce·🇯🇵Japan·Mundo

From London Banker to Japanese Hot Spring Innkeeper: A New Zealander's Journey

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奥羽山脈のふもと、福島県天栄村の二岐(ふたまた)温泉郷に、漫画家のつげ義春さん(3月に死去)が作品で描いた秘湯の宿がある。

首都圏の客も絶えないが、主人が相次いで体調を崩し、一時は存続も危ぶまれた。

いま、柔らかな笑顔で客をもてなすのは、ニュージーランド出身の男性だ。

英銀行の役員として来日し、東京・六本木で働いていた彼が、どうして山奥の小さな宿のあるじになったのか。

都心の生活、高額な給与

二俣川の渓流沿いに湯が湧き出る。鳥がさえずり、こけむす岩風呂から望むブナの林が目に優しい。

「一瞬で気に入りました」。野天風呂が人気の「湯小屋旅館」新館主、マリオット・フレイザーさん(48)が、勉強中という日本語で言う。「まさに自然の贈り物ですよ」

ニュージーランドの大学院で企業会計学を修めたフレイザーさんは、英バークレイズ銀行に勤め、2015年に日本法人の最高財務責任者(CFO)として来日した。

東京都心の一等地・広尾に住み、職場の六本木ヒルズへは歩いて通う日々。「数字が全て」の世界で休日も出勤し、20年にはアジア太平洋エクイティー・ファイナンス部長を任された。

給与は高額。「不満はありませんでした」

つげ作品そのまま、ファンの聖地に

一方、二岐温泉は幹線道路から遠く、元々県外ではあまり知られていない湯治場だった。

This article was originally published by 毎日新聞.

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