ITmedia NEWS Weekly Top10:被災者がスマホ+AIで立ち上げた支援サイト「イマココナビ」
2026年8月1日~7日のアクセス上位記事と、生成AIを活用した被災者支援サイトの背景に迫る
En resumen
ITmedia NEWSの週間アクセスランキング1位は熊本地震における熊本総合病院の手術室映像。また、被災者自身がスマホと生成AIで立ち上げた生活情報サイト「イマココナビ」の背景と、AI時代の運営の課題について紹介する。
Resumen generado por IA
Por qué importa
7月28日に熊本地震が発生し、被災地での情報共有や支援のあり方が課題となった。
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
2026年08月01日~08月07日
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2026年08月01日から08月07日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセス1位は、7月28日の熊本地震の発生時、熊本総合病院(八代市)で行われていた手術の様子をとらえた映像の記事だった。機器や椅子が飛び交う中で激しい揺れの中で、医療スタッフが必死に患者を守る姿がとらえられている。この動画は8月6日夜にNHKニュースのXに投稿され、10日午後2時までに7000万回以上再生された。
被災者がスマホ+AIで立ち上げた支援サイト「イマココナビ」、被災後9時間で公開
大きな被害の中、被災した人々が助け合っている姿がさまざまに報道されているが、中でも筆者が気にしていたのは、被災者自身がスマートフォンで立ち上げたという生活情報サイト「イマココナビ」だ。
自身も被災者であるWebマーケティング会社代表の加悦美里さんが設立。避難所に身を寄せる中で、SNSに「ガソリンが入れられない」「ミルクどうしよう」といった書き込みがあふれるのを見て、情報を1カ所にまとめようと考えたという。地震発生からおよそ8時間後に公開したという。
開いているスーパー、ガソリンスタンド、給水所、物資配布、炊き出し、入浴施設などを訪れた人が書き込む掲示板形式。これまでに16万人以上がサイトを訪問し、4000件超のスポットに5万件以上の書き込みがあったという(関連記事:避難所でAI使ってサービス開発「イマココナビ」 ニッチな生活情報も被災者主導で共有)。
これをスマートフォンと生成AIで作ったというのが、今回の話の肝だ。
以前は「腕のあるエンジニア」の仕事だった
過去を振り返ると、震災時に似た取り組みはあった。2011年の東日本大震災では、発生から4時間ほどで「sinsai.info」が公開されている。ただしこちらは、ボランティアのエンジニアたちが総力戦で手掛けたものだった。今回は、地元のWebマーケターがスマホ1台で立ち上げている。
今回の熊本地震では、AIを使って作られた被災者向けの情報サイトやマッチングサイトが他にも乱立していた。それらのサイトは、「支援したい」という純粋な気持ちで次々に立ち上がった反面、使い勝手や告知・マーケティング不足のためか、ほとんど人が集まっていなかった。
この手のサイトは情報が1カ所に集まり、アップデートやスパム対応、問い合わせ対応なども含めて適切に運営されて初めて役に立つ。今回はイマココナビが早く立ち上がり、安定して運営されていたため、結果的に情報が集約され、多くの人の役に立ったようだ。
AIは「作るハードル」を大きく下げたが、「運営のハードル」や「続けるハードル」は高いままだ。作れる人が増えたぶん、続けられる人の希少さが際立つ時代になった。イマココナビは現在、運営継続のためのクラウドファンディングを実施している。
Qué observar
Perspectiva de IA — posibilidades, no hechos
イマココナビの運営継続に向けたクラウドファンディングの実施
Muy probable · En semanas
Preguntas abiertas
- イマココナビのクラウドファンディングの目標達成状況
- 今後の類似サイトに対する行政やプラットフォームの支援策



