長崎原爆資料館、日中戦争の記述を「侵略」と明記する案を策定
2026年度以降に予定されている長崎原爆資料館(長崎市平野町)のリニューアルに際して、長崎市は日中戦争の要因に関する記述を増やし、旧日本軍の「侵略」だったとの文言で説明する案をまとめた。関係者への取材でわかった。
市は有識者でつくる運営審議会に4日文案を示し意見を求める。審議会での議論を経て文案を最終的に調整し、8月末に確定させる見通しだ。
日中戦争の開始について、資料館では年表パネルで「日中戦争はじまる」と短く紹介しており、経緯や要因について詳しい説明文はない。
審議会ではこれまで他のテーマも含めて説明の記述が不足しているとの意見が上がっていた。また、被爆者らでつくる市民団体から日本加害の歴史について「侵略」の言葉を表記するよう求める要望や意見もあった。
市の案は、リニューアルの際に、日中戦争の開始について、年表パネルに「日中戦争はじまる」と記すだけでなく、その要因や経緯について、旧日本軍による「侵略」であったことを明記する説明を加えることを想定している。これにより、戦争の背景や原因についての理解を深めることを目指す。
資料館は、被爆の実相を伝えるとともに、戦争の悲劇を繰り返さないための平和学習の拠点となっている。今回のリニューアルでは、展示内容の充実が図られることになりそうだ。






