日本政府、AI基本計画改定へ 最新AIモデル「クロード・ミュトス」への対応を盛り込む
L'essentiel
内閣府はAI基本計画改定に向け、米新興企業アンソロピックのAIモデル「クロード・ミュトス」への対応を盛り込むことを決定。ミュトスは脆弱性発見能力が高く、サイバーセキュリティへの影響が懸念されるため、性能把握や共有、対応が不可欠との認識に修正する。
Résumé généré par IA
Pourquoi c'est important
内閣府はAI開発・利活用の方針を示す「AI基本計画」を改定する。最新AIモデル「クロード・ミュトス」の高度な脆弱性発見能力がサイバーセキュリティ上の課題となる中、計画への対応盛り込みが決定された。従来のAI課題は能力不足や誤用が中心だったが、AIの能力そのものがサイバーセキュリティに影響を与える局面へと変化している。
内閣府は19日、人工知能(AI)の開発や利活用に向けた政府の方針を示す「AI基本計画」の改定に向けた有識者会議を開き、米新興企業「アンソロピック」が開発した最新AIモデル「クロード・ミュトス」などへの対応姿勢を盛り込むことを決めた。
AI基本計画は昨年末に閣議決定され、現在は新たな視点も盛り込んだ改定案が議論されている。ミュトスは4月7日に公表され、ソフトウエアの脆弱(ぜいじゃく)性を発見する能力が極めて高い。4月までの有識者会議ではミュトスを巡る論点は設定されていなかったが、安全対策が課題となる中で急きょ盛り込まれることになった。
これまでAIを巡る課題は、誤ったことを正しいかのように答える「ハルシネーション」や画像改変など、AIの能力不足や使い方が中心だった。しかし、進化したAIの能力そのものがサイバーセキュリティーに影響を与える局面となり、性能の把握や共有、対応が不可欠となったとの考え方に修正する方向だ。
アンソロピックはミュトスの性能の高さを理由に、利用できる機関を約50の企業・組織に制限している。一方で米国は官民連携で、ミュトスを使ってシステムの脆弱性を発見・改善する取り組みを始めた。日本では金融分野が先行して対策について議論を始め、その他の重要インフラについても注意喚起を進めている。【渡辺暢、町野幸】
À surveiller
Perspective IA — des possibilités, pas des certitudes
AI基本計画に「クロード・ミュトス」への対応策が具体的に盛り込まれる。
Très probable · En quelques mois
日本の金融分野および重要インフラ事業者において、AIモデルの脆弱性に関する具体的な対策議論が進展する。
Probable · En quelques mois
日本政府は、AIの能力そのものがサイバーセキュリティに与える影響を考慮した新たなガイドラインや規制を検討する。
Possible · En quelques mois
Questions ouvertes
- 「クロード・ミュトス」の具体的な脆弱性発見メカニズムと、それに対する具体的な対策
- 日本における金融分野以外の重要インフラへの注意喚起の具体的な内容と実施時期
- AI基本計画改定案の具体的な内容と、それがサイバーセキュリティに与える影響
- 日本政府が「クロード・ミュトス」の性能把握や共有のためにどのような体制を構築するのか






