韓国捜査当局、新興宗教「新天地」総会長を聴取 政党法違反容疑
韓国の捜査当局は4日、政界に介入した疑惑を巡り、新興宗教団体「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」(新天地)の李萬熙(イ・マンヒ)総会長(94)を、政党法違反容疑で事情聴取した。
韓国メディアによると、李氏は2022年の大統領選で現在の野党「国民の力」から出馬して当選した尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領を支援するため、21年に実施された党内予備選に向けて多数の信者に入党するよう強制した疑いがある。
韓国の政党法は、他人に政党への入党を強制することを禁じている。
検察と警察は今年1月、この事件を捜査するための合同捜査本部を設置し、ソウル郊外にある新天地の総本部を家宅捜索していた。
新天地は1984年に李氏が結成。韓国各地に教会がある。信者は20万人以上とされ、知名度は比較的高い。特異な教義と正体を隠した布教活動、強引な勧誘をしているなどとして、韓国のキリスト教団体は「異端」とみなす。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は新天地による政界介入の疑いについて「かなり前から始まったようだ。宗教と政治が結びつけば国が滅ぶ。必ず根を絶ねばならない」と徹底捜査を求めている。【ソウル福岡静哉】






