L'essentiel
放送倫理・番組向上機構(BPO)は、福岡放送の番組がゴミ屋敷となった民家を清掃する様子を放送した件で、人格権侵害は認められないものの、不衛生さを過度に強調した演出に放送倫理上の問題があったと発表した。出演者の尊厳への配慮が著しく欠如していると指摘。
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Pourquoi c'est important
福岡放送のバラエティー番組「ナンデモ特命係 発見らくちゃく!」の放送回について、BPO放送人権委員会が審理した。視聴者の依頼で、高齢の博多人形師の男性が住むゴミ屋敷となった民家を清掃する模様が放送された。
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は16日、福岡放送(福岡市)のバラエティー番組「ナンデモ特命係 発見らくちゃく!」の民家を清掃する模様を放送した回について、不衛生さをことさらに強調した演出などは個人の人格権の侵害には当たらないが、放送倫理上の問題があったとの見解を発表した。
審理されたのは「『命の危機』ゴミ屋敷大掃除!」と題した2025年4月13、20両日の放送回。視聴者の依頼に応じ、親族で高齢の博多人形師の男性が住む民家を大がかりに清掃する模様を伝えた。男性は、実名や顔を放送されたことで尊厳を著しく損なわれたとして人権委に申し立てていた。
人権委は、男性が実名で清掃前や清掃時の映像が放送されるのを承知していた点や、人形師である男性の業績に対する敬意が感じられる点などから、男性を一方的におとしめる構成にはなっておらず、人格権の侵害には当たらないと判断。一方、冷蔵庫の中に虫がいる映像など、視聴者の嫌悪感をあおるような場面を何度も流すなど、男性の自尊心に大きな悪影響を与えかねない演出と編集があったと結論づけた。
広田智子委員長は「独居高齢者のありのままを映すなど、社会問題を提示する公益的な側面があったが、不衛生さをことさらに強調した編集部分は、出演者に対する配慮が著しく欠如している」などと指摘した。【森永亨】
Questions ouvertes
- 今後の再発防止策は?
- 出演者への配慮はどのように強化されるか?






