L'essentiel
書家で、福岡県立青豊高校書道部を全国屈指の実力校に育てた清原大龍さん(故人)の遺作「黙契」が、妻の慧子さんから豊前市に寄贈された。作品は市長応接室に飾られる。
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福岡県豊前市の県立青豊高校書道部を名門に育てた元顧問で、2025年2月に77歳で亡くなった書道家の清原大龍さん(毎日書道展審査会員)の遺作が21日、妻の慧子さん(78)から同市に寄贈された。
清原さんは1983年、母校の県立築上中部高(現・青豊高)に赴任。93年の第1回国際高校生選抜書展(書の甲子園)で全国優勝に導くなど、全国屈指の実力校へと押し上げた。重さ約30キロの大筆を操り、音楽に合わせてダイナミックに書を描く「書のデモンストレーション」を考案したことでも知られ、15年3月に顧問を退くまで生徒たちに書の魅力と表現の喜びを伝え続けた。
慧子さんは清原さんの死後、書道講座の会場などとしていたゆかりの施設に作品の寄贈を続けている。市に寄贈したのは、漢字「黙契」(縦35センチ、横68センチ)。言葉を交わさずとも心が通じ合うことを意味する言葉で、がんと闘いながら開催予定の個展に向けて晩年に書き上げた作品だ。
清原光副市長から感謝状を受け取った慧子さんは「地元の豊前に根ざして子どもたちを教え続け、亡くなる数日前まで筆を握り続けていた」と振り返った。
作品は市長応接室に飾られ、慧子さんは「このような形で多くの方に見ていただけるのはありがたい」と喜んだ。【出来祥寿】







