
兵庫県でツキノワグマの目撃情報が増加し、15日に第3回ツキノワグマ対策連絡会議が開催された。県内では4、5月に149件の出没が確認され、過去5年で2番目に多い。若い個体の行動範囲拡大が背景にあるとみられ、県は注意を呼びかけている。
AI が生成した概要
兵庫県は15日、第3回ツキノワグマ対策連絡会議を開いた。
4、5月に県内で目撃されたり、痕跡が確認されたりした件数が149件と過去5年では前年同期(160件)に続いて2番目に高くなっていることが報告された。
県内では11日に神戸市北区道場町の山林でクマが撮影され、12日には西宮市で目撃情報が相次いだ。会議では県森林動物研究センターの横山真弓研究部長がクマの出没の背景について説明。県内では生息数そのものに大きな変化はないものの、行動範囲が広くなる若い個体が増えている可能性があるという。
神戸市で撮影されたクマは1歳半くらいで、親離れ直後とみられる。会議終了後、横山部長は「今の時期は大きな個体や若い個体が今まで活動していなかったところに突発的に出てくることがある」と指摘した。
県は山林に行くときはラジオや鈴など音がでるものを身に着けるよう呼び掛けている。クマは日の出や日没前後の時間帯に行動が活発化するため、夕方から朝までの外出では人里でも注意する必要があるという。
神戸市は13日、ツキノワグマが撮影された北区道場町の山林に捕獲おり1台を設置した。金属製のドラム缶型で内部にハチミツを置いておびきよせる。
現場周辺には小中学校4校と幼稚園1園があり、クマが撮影された翌日の12日は登下校時に教員がパトロールをしたり、子どもたちに時間帯をそろえて下校させたりした。北区の鹿の子台小では一斉下校を実施したが、15日はいつも通りの登下校に戻したという。
市境に近い宝塚市立西谷小では、16日に予定されていた3、4年生の丸山湿原(同市玉瀬)への遠足を延期した。湿原とクマが撮影された山林が近いことを考慮した。【山下理恵、山本真也、山田麻未】

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