70代男性、タケノコ採りでヒグマに遭遇 札幌市が駆除視野に巡視
札幌市南区定山渓の中山峠の林道で3日、タケノコ採りにきた70代男性がヒグマと遭遇した。 男性が熊スプレーを取り出して噴射するまで逃げず、市は、人を認識しても逃げない「有害性レベル2」(4段階で上から3番目)の個体と判断。 4日に駆除を視野に入れた巡視を行ったところ、フンが見つかったため、注意を呼びかけている。
市によると、3日午後1時半ごろ、男性が中山峠の道の駅「望羊中山」から北東に約700メートルの中山林道のゲート前に止めた車にタケノコを積み込んでいると、近くにクマを発見。 体長1メートルほどで、その場を離れず、男性は車にあったスプレーを吹きかけた。
現場は国有林で、クマの生息する森林ゾーン。 クマが人を見ても逃げなかったため、市と猟友会などは4日、追い払いを優先とし、駆除も視野に入れた巡視を約3キロにわたって実施した。 個体は発見されず、古いクマのフンと食べ残しのふきが見つかった。
6~8月はクマの繁殖期にあたる。 オスは広範囲に動き、子連れのメスはオスを避けて行動するため、偶発的に人前に現れることがあるという。 市の担当者は「人を見ても逃げないクマがいる。中山林道の利用は避けてほしい」と話した。
一方、北海道森林管理局はクマへの警戒のほか、国有林での山菜採りが山林窃盗に問われる可能性があるとして注意喚起した。 【和田幸栞、水戸健一】






