国立がん研究センター、飲酒は「ひかえる」推奨に
国立がん研究センターは、最新の科学的根拠に基づいた「がん予防法5+1」を公表した。食生活など六つの要因に関する対策をまとめ、飲酒については「節酒」から「ひかえる」を推奨することに変更した。
センターは、がんにならないための予防法について、主に日本人を対象にした複数の研究結果を解析。喫煙や飲酒、食生活、身体活動、体重、感染症の六つについて、どのような状況がリスクとなるのかを評価した。
その結果、喫煙は肺や肝臓、食道がんのリスクを確実に上げることが確認された。少量でも明らかにリスクが上昇し、本数が多いほど危険性が高まる。これまでと同様、吸わないことと煙を避けることが推奨されるとした。禁煙すると早期からリスクが下がり、長期間続ければ非喫煙者と同程度まで低下するという。
飲酒はこれまで飲む量を減らす「節酒」を推奨してきたが、リスクが少量でも上がることが確認された。そのため、飲酒しないことが望ましく「ひかえる」との推奨に変更した。
体重は、太りすぎていると閉経後の乳がんなどのリスクを、痩せすぎていても肺がんなどのリスクをそれぞれ上げる可能性がある。目指すべき体格指数(BMI)は21~25とした。これまで男性の上限は27だった。
センターは「生活習慣を少しずつでも改善し、がんのリスクを下げるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。






