高市首相の式辞「繰り返させない」に変化、専門家が指摘する違いとは
全国戦没者追悼式で高市早苗首相が述べた式辞の表現をめぐり、過去との違いやそのニュアンスについて専門家が指摘
Auf einen Blick
15日の全国戦没者追悼式で、高市早苗首相は式辞の中で「戦争の惨禍を、二度と繰り返させない」と述べた。専門家は「繰り返さない」との違いや、侵略戦争から自衛戦争へのニュアンスの変化、防衛力強化のメッセージの可能性を指摘している。
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Warum es wichtig ist
終戦の日の政府主催全国戦没者追悼式における首相の式辞表現の変化について専門家が分析している。
終戦の日の15日、高市早苗首相は政府主催の全国戦没者追悼式の式辞の中で、「戦争の惨禍を、二度と繰り返させない」と述べた。これまで石破茂前首相らは「繰り返さない」と述べてきたが、「せ」の1文字が加わった。
「繰り返さない」と「繰り返させない」の違いは何なのか。
中央大の中北浩爾教授(日本政治史)は、「繰り返さない」は、自ら戦争を起こした日本が不戦の決意を述べていると読めるのに対し、「繰り返させない」は、相手国が戦争を引き起こしたように読める可能性があると指摘。第二次世界大戦が「日本が主体的に戦禍を起こした『侵略戦争』ではなく、やむなく戦争に向かった『自衛戦争』だったというニュアンスが出かねない」と話す。
中北教授は、首相の「繰り返させない」との発言には、諸外国を「抑え込む」ようなニュアンスも読み取られるおそれがあるとも指摘。「抑止のためとはいえ、防衛力を積極的に高めていくというメッセージになる可能性がある」という。
Offene Fragen
- 首相官邸や本人はこの表現の違いについてどう説明するか







