En resumen
神奈川県鎌倉市を拠点とするボランティア団体「Nami-nications」は、「サーフセラピー」プログラムを通じて、知的障害のある子どもや視覚障害者、車椅子利用者などの心身の健康を支援しています。参加者はサーフィン体験やビーチでのアート教室などを通じて笑顔を取り戻し、家族もリラックスできる場を提供しています。
Resumen generado por IA
「サーフセラピー」。耳慣れない言葉である。
サーフィンと海洋環境を組み合わせたプログラムを通じて心身の健康を図るという。自然にも動物にも人を癒やす力はあるだろう。だが、スポーツにそんな力があるのか。神奈川県鎌倉市を拠点に活動するボランティア団体「Nami―nications(ナミ・ニケーションズ)」の代表、柴田康弘さん(56)を訪ねた。
4月半ばの由比ガ浜。水は少し冷たかったが、海は穏やかだった。青空の広がる浜辺で母親が涙を浮かべていた。「まさか息子とサーフィンができるなんて夢にも思わなかった」
横須賀市在住の小川麻伊さん(47)。サーフィンが好きで鎌倉に住んだこともあるという。視線の先には大人たちの拍手と声援の中、サーフボードの上で腹ばいになって立ち上がろうとする海璃さん(7)の姿があった。
海璃さんは中度の知的障害があり、特別支援学校に通う。7カ月の早産で、出生時の体重はわずか500グラム余りだった。新生児集中治療室(NICU)などで10カ月入院。肺の機能が十分ではなかったため、3歳まで酸素チューブが欠かせなかった。その後、ベビースイミングなどで体力がつき、海にも連れて行けるようになった。
5人ほどのボランティアが海璃さんをサポート。怖がらないように指導役となるメンターがそばに付き添い、他の者は波に合わせて後ろからボードを押し出したり、波打ちぎわで流れてくるボードを止めたりと手助けした。ボードにうまく乗れても、乗れなくても海璃さんの挑戦をたたえる光景が印象的だった。
この日は、知的障害のある子どもから視覚障害者、車椅子を利用する大人までさまざまな人々が参加。ビーチで拾ったプラスチックゴミを使ったアート教室もあり、100人を超える人々でにぎわった。最後は全員で円陣を組み、メンター役が参加者それぞれの活動の様子を報告。三本締めで締めた。
柴田さんは「大事なのは参加者が笑顔になり、サポートする僕たちもハッピーになること。参加者の家族も安心して休んだり、リラックスしたりできる。そういう居場所になるよう心掛けている」と話した。
柴田さんは鎌倉市などで複数…







