L'essentiel
山口地検岩国支部が検察審査員11人の氏名を外部に流出させた問題で、被害者の一人が毎日新聞の取材に応じ、氏名が記載された文書の回収を要望した。地検はプライバシー保護などを理由に回収しない方針だが、食い違いが見られる。
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Pourquoi c'est important
山口地検岩国支部が検察審査員の氏名を誤って外部に流出させた問題。審査員は不起訴処分の妥当性を審査する役割を担う。
山口地検岩国支部が検察審査員の氏名を外部に流出させた問題で、被害に遭った審査員の1人が26日、毎日新聞の取材に応じ、氏名が記載された「漏えい文書」を流出先から回収してほしいと述べた。山口地検はプライバシーの保護などを理由に回収に乗り出さず審査員も了承していると説明しているが、食い違いが生じている。
検察審は選挙権を有する一般市民からくじで選ばれた11人で構成され、検察の不起訴処分の妥当性を審査する。審査員には評議の内容を口外してはいけないという守秘義務が課されている。毎日新聞は評議には触れないと断り、取材の趣旨は地検の説明が正しいのかを検証するためと伝えたところ、1人が取材に応じた。
審査員によると、氏名が流出した1月以降、山口地検の沖慎之介次席検事らから電話が数回あり、氏名流出の経緯の説明があった。氏名が記載された文書は審査員を刑事告訴した男性に送付されたが、地検側から回収を希望するかの意向確認は「なかったと思う」とした。法的に可能なら今からでも地検が回収することを要望し、理由として氏名が載った文書がSNSで拡散される恐れを挙げた。
沖次席検事は25日の報道陣の取材に、文書を回収しないことも含めて地検の説明や対応に審査員から了承を得たと答えていた。具体的にどういう説明をしたのかは「差し控えたい」としていた。
地検岩国支部の副検事は、不当な不起訴相当議決を出したとして公務員職権乱用などの疑いで審査員を告訴した山口県岩国市の男性に対し、誤って審査員11人の氏名を記載した不起訴の「処分通知書」と「理由告知書」を送っていた。毎日新聞が25日に問題を報じ、地検は同日に初めて事実関係を公表した。【金将来、志村一也】
Questions ouvertes
- 地検はなぜ文書回収に消極的なのか
- 審査員のプライバシー保護は十分か
- SNS拡散のリスクにどう対応するか






