L'essentiel
サッカーW杯で、一発退場処分を受けた米国のエース、バログン選手の次戦出場が可能になった。FIFAが「懲戒措置の執行停止」を理由としたが、詳細な説明はなく、トランプ米大統領がFIFA会長に電話で見直しを要請したとの報道もある。この異例の措置は、フェアプレー精神に反するとして批判を浴びている。
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Pourquoi c'est important
サッカーW杯で、一発退場処分を受けた米国のエース、バログン選手が次戦出場可能となった。FIFAは「懲戒措置の執行停止」を理由としたが、トランプ米大統領が介入したとの報道もある。
スポーツの根幹をなすフェアプレー精神と公平性は、どこへいったのか。前の試合で一発退場となった米国のエース、バログンが一転、ベルギー戦に出場可能となった。トランプ米大統領がFIFAに介入したとされる。前代未聞の事態だ。
バログン次戦出場可能に 異例措置、トランプ氏介入の報道―W杯サッカー
レッドカードを受けた場合、FIFAの懲戒規定、今大会の規定にも、こう書かれている。「選手、チーム関係者が退場処分を受けた場合、その選手は自動的に次の試合は出場停止となる」。広く知られた罰則だ。
ところが、FIFAは「懲戒措置の執行停止」という別の条項を持ち出し、突如、出場停止処分を保留とした。詳細な理由の説明はなく、またその条文を読み解いても、理解に苦しむ。
「レッドカードの判定は正しい。判定が間違っていたならまだしも、あり得ない」。ある国際審判経験者は、審判団の判定を支持した上で、驚きを隠さない。不可解な裁定にファンからは疑惑の目が向けられている。
米紙ニューヨーク・タイムズなどは、トランプ氏がインファンティノ会長に電話で見直しを要請したと報じた。事実であれば、「法の支配」を軽視するトランプ氏は、スポーツのルールなど歯牙にもかけない、ということなのだろう。
FIFAは独自の「平和賞」をトランプ氏に授与するなどして、擦り寄ってきた。さらに、ルールに対する権力者の介入を許すという、あしき前例をつくったのならば、その責任は非常に重い。
メッシやエムバペらスター選手が、必死に闘い、負ければ涙する。お金や名誉には変えられないものを背負い、全てを懸けるのがこのW杯だ。今回の裁定は、真剣勝負を楽しみ、サッカーを愛する選手、サポーターへの侮辱以外の何ものでもない。
◇FIFAの懲戒規定
国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会が米国のFWバログンの処分に関し、根拠にした懲戒規定の第27条の一部は次の通り。
一、規律委員会は処分の全面的または一部分の執行を停止することを決定できる。
一、処分の執行を停止することで、規律委員会は1年から4年間の猶予期間を課す。(アトランタ時事)
Questions ouvertes
- FIFAの裁定の真の理由は何か?
- トランプ大統領の介入は事実か?
- 今後のスポーツにおける政治介入はどうなるか?






