L'essentiel
欧州が、既存の秩序を無視し傍若無人に振る舞うトランプ米政権に対し、静かに米国離れを進めている。リベラルな価値観を守ろうとする欧州の意思は強く、域内には意外な変化も見られる。欧州事情に詳しいニッセイ基礎研究所の伊藤さゆり常務理事は、第2次トランプ政権は国際秩序を破壊する姿勢をいとわず、政権内の歯止めも効かなくなっていると指摘。戦後の国際秩序のリーダーであり信頼できるパートナーだった米国が、逆に秩序を攻撃する側に回ったことへのショックは大きいと語る。
Résumé généré par IA
Pourquoi c'est important
欧州は、既存の国際秩序を破壊し規範を無視するトランプ米政権に対し、静かに米国離れを進めている。リベラルな価値観を守ろうとする欧州の意思は強く、域内には意外な変化も見られる。
既存の秩序を無視し、傍若無人に振る舞うトランプ米政権に対し、欧州が静かに米国離れを進めている。リベラルな価値観を守ろうとする欧州の意思は思いのほか強く、域内には意外な変化も見えてきた。欧州はどこに向かうのか。欧州事情に詳しいニッセイ基礎研究所の伊藤さゆり・常務理事に聞いた。【聞き手・宇田川恵】
米国内の対立構図が「米欧」関係に反映
――米国に対する欧州の見方は第2次トランプ政権発足後、かなり変わったようですが。
◆第1次政権時も米欧間に緊張はありましたが、米政権内部ではまだ一定の歯止めがかかっていました。しかし第2次政権は既存の国際秩序を破壊し、規範を無視する姿勢をいとわず、政権内の歯止めもきかなくなっています。
欧州にとっての米国は、戦後の国際秩序を作ったリーダーであり、それを共有する信頼できるパートナーでした。その国が逆に秩序を攻撃する側に回ったことのショックは私たちが想定する以上に大きい。
――もはや米国にとって欧州は「敵に近い存在」とも言われます。
Questions ouvertes
- 欧州は今後、どのような方向へ進むのか?
- 米欧関係の緊張はどのように推移するか?





