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不登校経験を経て夜間定時制高校を経由して大学に進学した文部科学省官僚・藤井健人さん(33)。藤井さんは、大学生活を「人生で最もつらい時期」と語り、不登校の実態やその後も続く苦悩を語った。
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不登校経験を経て夜間定時制高校に進学した文部科学省官僚の藤井健人さん(33)。苦学の末に大学へ入学したが、そこでの学生生活は「人生において最もつらい時期だった」と言う。どういうことなのか。また、不登校を取り巻く状況に何を思うのか――。【聞き手・斎藤文太郎】 不登校の子どもが増えています。さまざまな苦労を経て文科省に入省した藤井さんにこれまでの経験を聞きました(全3回の第3回) 第1回・カーテン閉め切り、ゲームに没頭 文科官僚が振り返る不登校経験 第2回・不登校を経て定時制に進学 文科官僚が気づいた「普通」への思い 自宅売却、父は自殺未遂 中学卒業まで5年超の不登校を経て入学した定時制でしたが、同期は卒業までに半分がいなくなり、残った半分の中でも大学に進学した生徒はほとんどいませんでした。 家庭環境は悪化を続け、中3から高1の間に祖父母が相次いで亡くなったことで、葬式代の負担に加えて2人の年金収入がなくなり、自宅も売却しました。父親は自殺未遂を繰り返し、家庭の不安定さは限界を迎えていたからこそ、現状を脱する手段を大学進学に見いだしていました。 日本学生支援機構の奨学金を有利子・無利子ともに満額で借り、民間の給付型奨学金も獲得して、早稲田大に進学しました。その後、東京大の大学院まで進学したため、返済総額は1000万円を超えています。 よくある不登校経験談であれば、私が大学に進学したことを「不登校の克服」と捉え、「不登校であっても気にする必要はない」といった言葉で終わっていたと思います。 失ったものは学力だけではない しかし、人生を振り返って最もつらい時期はどこかといえば、それは小中の不登校でも定時制に通っていた時でもなく、大学に進学してからの4年間です。 大学に入学して、これで過去を乗り越えて人生をやり直せると考えていました。両親や学校の先生も喜んで送り出してくれました。 入学直後、クラスでの自己紹介で違和感にすぐに気づきました。 同期のほぼ全員が私立中高一貫校か公立学校のトップ校出身。彼らにとって…







