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ハンセン病患者の強制隔離を定めた「らい予防法」廃止から30年を迎え、被害者の名誉回復と追悼のための式典が厚生労働省で開かれた。元患者は「偏見、差別の解消は何一つ実を結んでいない」と訴え、差別や偏見のない社会への願いを語った。国立療養所には現在も551人が入所している。
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Why It Matters
ハンセン病患者の強制隔離を規定した「らい予防法」は1996年に廃止されたが、元患者やその家族は今も偏見や差別に苦しんでいる。厚生労働省は名誉回復と追悼の式典を毎年開催している。
ハンセン病患者の強制隔離を規定した「らい予防法」による被害者の名誉回復と追悼のための式典が22日、東京都千代田区の厚生労働省であった。1996年の同法廃止から4月で30年が経過した。参列した元患者は「偏見、差別の解消は何一つ実を結んでいない」と訴えた。
式典で参列者が敷地内の「追悼の碑」に献花。上野賢一郎厚労相は「元患者やその家族などの声をしっかりと伺いながら、関係省庁とも連携し、偏見、差別の解消に向けた取り組みをさらに進める」と述べた。
ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会の竪山勲会長(77)は日々の活動の様子をSNSに記録している。ただ「3年前、5年前のものを見ても書いていることは変わっていない」とこぼす。
訴訟を共にした多くの仲間が鬼籍に入る中で「安らかにお眠りください」と言えない世の中であることに無念を感じているという。「差別や偏見もない社会だったらどんなにうれしいか」と語った。
厚労省によると、全国に13ある国立療養所には5月1日時点で551人が入所している。平均年齢は89・2歳。【小坂春乃】
Open Questions
- 偏見・差別の解消は具体的にどう進むのか
- 療養所入所者の生活支援は今後どうなるのか






