
東海大大阪仰星高ラグビー部で、部員が別の部員に首を絞められ一時意識を失う事案が発生。学校はいじめ防止対策推進法に基づき「重大事態」と認定し、文科省などに報告した。監督の初期対応にも指導。
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東海大大阪仰星高(大阪府枚方市)で2025年12月、当時3年のラグビー部の部員が別の3年の部員に背後から首を絞められて一時意識を失い、転倒する事案があり、同校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定していたことが学校への取材で分かった。
学校などによると、25年12月31日、部員が練習後の校内で別の部員に首を絞められて一時意識を失い、転倒した際に頭部を打った。意識が戻ったため、監督は119番通報はしなかった。連絡を受けて駆けつけた保護者との帰宅途中に体調不良を訴え、医療機関を受診したところ脳しんとうなどの診断を受けたという。
学校は同日に事案を把握。首を絞めた生徒は理由について「自分でも分からない」と説明した。学校側は被害を受けた部員と他の生徒への聞き取りや全部員へのアンケート調査などを実施した上で「日常的な暴力や継続的なトラブルなどは確認されていない」と結論付けた。
ただ、部員が意識を失ったことを考慮し、26年2月に重大事態と認定して文部科学省や大阪府に報告書を提出した。また監督について「初期対応で救急要請を行わなかった」として、厳重注意と指導を行ったとしている。
同校はラグビーの強豪校として知られ、事案が起きた当時は全国高校ラグビー大会に出場中だった。この大会で8強入りし、1月1、3日にも花園で試合があった。学校は出場を続けた理由について「詳細確認の途上であった」と説明している。どちらの部員も試合には出ていなかった。
同校は取材に「重大な事案であり重く受け止め反省している」とコメントし、再発防止に向け生徒の安全管理の徹底や初期対応の再確認などを実施していくとしている。【藤河匠】

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