クレジットカード決済代行「全東信」破産、カード会社の責任論が浮上
約3万2千店に影響、約53億円の未入金が発生
Quick Look
クレジットカード決済代行の全東信が破産手続きを開始し、同社経由の取引があった約3万2千店のうち、少なくとも約2万店に計約53億円が入金されていない。これに伴い、全東信と契約していたカード会社が、同社の経営危うさを放置していたのではないかという責任論が浮上している。
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Why It Matters
クレジットカード決済代行の全東信が破産手続きを開始し、約2万の加盟店に計約53億円の入金ができていない状況である。
クレジットカード決済代行の全東信(大阪市)を巡り、同社と契約していたカード会社の責任論が浮上している。全東信の仲立ちで加盟店を広げてきた一方で、経営や財務の危うさを放置していたのではとの指摘だ。法的な監督義務はないとはいえ、専門家からは厳しい声があがる。
破産管財人によると、2026年1~6月に全東信経由の取引があった加盟店は約3万2千店。全東信は7月6日に破産手続きの開始決定を受け、1~5日に取引のあった少なくとも約2万店に計約53億円を入金できていない。これは破産債権として扱われるため、店側への入金の見通しは立っていない。
一方、カード会社は消費者から預かった代金を全東信に送る立場で、大きな損失は出ていない。
カード会社にとって、代行業者は加盟店の数を増やすパートナーだ。決済金額が増えれば、手数料収入も増える。
ただ、決済代行業者の経営や財務の健全性をチェックする法的義務はカード会社にはない。日本クレジット協会によると、割賦販売法でカード会社が負う監督義務は不正利用防止の観点でのカード番号の管理などの範囲にとどまる。
大手カード会社の一つは「粉飾決算もあり、金融機関もあれだけ貸しこんでいた。カード会社側でどれだけ(破産を)見極められたかというと難しいところだ」と話す。
全東信は「昭和のなごりのようなもの」と識者
これまでは政府も決済代行業…
Open Questions
- カード会社は今後どのような対応を取るのか?
- 加盟店への未入金はどのように解決されるのか?
- 政府は決済代行業者の監督についてどう動くのか?







