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作家の林真理子氏(72)が、6月下旬に日本大学理事長を退任するにあたり、母校の立て直しに奮闘した4年間を振り返った。アメフト部員の大麻所持事件など不祥事対応に追われ、改革の難しさを語った。
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Why It Matters
作家の林真理子氏が日本大学理事長を退任するにあたり、不祥事に揺れた母校の立て直しに奮闘した4年間を振り返った。特にアメフト部員の大麻所持事件とその対応が、大学の志願者数減少につながった。
6月下旬に日本大学理事長を退任する作家の林真理子氏(72)が、毎日新聞の取材に応じた。アメリカンフットボール部の悪質タックル問題や当時の理事長による脱税事件など不祥事に揺れた母校の立て直しを託され、改革に奮闘した1期4年間を振り返った。
「組織運営の知識はないけど、作家生活40年で培った人間力と人間観察力で、絶対に皆さんを変えてやろうという気持ちがあった」
2022年7月に理事長に就任し、学部長の出席する会議に出ると、冷ややかな空気を感じた。
「完全にアウェーだった。戸惑いと不安があったと思う。でも、だからこそゲームみたいに一人一人攻略して、最後は私のことを好きになってもらおうと思った」。理事長室へ毎日出勤し、名刺代わりに自著「小説8050」を450冊買って職員に配るところから始めた。
最初に感じたのは、「教学(教育や研究に関する領域)」と「経営」の壁だ。私立大では、理事長が法人組織や運営の判断を決められるものの、教育や研究に関しては学長が担う。「理事長は教学には口を出してはいけないと認識していた」と明かす。
スポーツは教学の一つだ。林氏が「責任逃れをする気もないが、何が起きているかは分からなかった」と振り返る事件が起きたのは、就任から1年が過ぎた23年夏のことだった。
大麻などを所持したとして麻薬取締法違反容疑でアメフト部員が逮捕された。当初は「1人の学生の不祥事」と認識していたが、部員ら11人が立件される事態となった。
元検事の副学長(当時)に調査など全てを任せていたが「それがいけなかった」。ガバナンスの欠如と指摘され、大学本部の前には報道陣が詰めかけ、理事長として責任を追及される日々が続いた。
24年度入試の志願者数は前年度より2割以上少ない7万人台にまで落ち込んだ。
事件を受けて学長が退任し、24年春に大貫進一郎学長が就任してから「歯車が回り始めた」。
Open Questions
- 改革の具体的な成果は?
- 今後の大学運営への影響は?






