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鹿児島県徳之島で、元海軍兵の父が沖縄戦末期の「久米島事件」に関わったと涙ながらに告白した。1945年、父は久米島で日本兵による住民虐殺事件を目撃。戦後81年、事件の証言者は少なくなりつつある。
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Why It Matters
第二次世界大戦末期の沖縄戦において、日本兵が住民を「スパイ」と疑い殺害する事件が相次いだ。本記事は、元海軍兵の父が関わったとされる「久米島事件」について、遺族の証言を基に報じている。
「『やむなくやったんだよ』って……涙ながらに言うたんです」
5月、湿った潮風に包まれた鹿児島県・徳之島。取材に応じた女性(79)は、父からあの日、不意に打ち明けられた言葉を思い出し、目頭を押さえた。
1945年、父は第二次世界大戦末期の沖縄戦に海軍兵として従軍。苛烈な地上戦が展開された沖縄本島から約100キロ西に浮かぶ沖縄県・久米島に滞在し、そこで起きた日本兵たちによる住民虐殺事件――いわゆる「久米島事件」に関わった。当時、40歳だった。
沖縄戦では、住民が「スパイ」と疑われ、日本軍に殺害される事件が相次いだ。それは戦場を覆う「狂気」が生んだ悲劇だったのか。戦後81年、事件を知る人は数少なくなっている。戦没者を悼む23日の「沖縄慰霊の日」を前に関係者を訪ねた。
米寿のお祝いから間もなく…
戦後、父は故郷の徳之島に戻り、母とともにサトウキビ栽培に励んだ。島の開拓団を率いて、荒れた山林を切り開いて畑を作り、農業振興にも尽くした。
そんな父が過去を明かしたのは、集落の住民たちに88歳の米寿を祝ってもらって間もない頃だった。
体力が衰え、床にふすことが増えていたある時、世話をする女性に…
Open Questions
- 事件の全容は解明されているか
- 父の具体的な関与の度合いは
- 事件の法的責任は問われたか






