Hungary's Election Defeat: A Nation's Struggle for Freedom
Quick Look
- Hungary's ruling Fidesz party, led by former PM Orbán, suffered a major defeat in the April general election.
- Reporting from the ground reveals how the country has become stifling under Orbán's 16-year rule, with suppression of dissent and marginalization of those deemed inconvenient by the government.
AI-generated summary
Why It Matters
The article reflects on the implications of the April general election in Hungary, where the ruling Fidesz party, led by former Prime Minister Orbán, was defeated by a new opposition party. The author, reporting from Hungary, describes the country as having become a stifling place under Orbán's 16-year rule.
4月にあったハンガリー総選挙で、強権的なオルバン前首相の中道右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」が新興野党に大敗した。現地で取材すると、オルバン政権の16年間の間に、ハンガリーがどんなに息苦しい国に変わったかをひしひしと感じた。
政府批判が命の危機に直結するような極端さはないかもしれない。だが政府にとって都合が悪いと判断された組織や人は露骨に疎外されていた。
例えば、政府批判につながりかねない西欧寄りの研究を制限するため、移転させられた中央ヨーロッパ大。図書館など一部の機能は首都ブダペストに残っているが、授業はオーストリア・ウィーンで行っている。ブダペストからは電車で3時間半ほどの距離だが、教員や学生にとってはかなりの不便だ。
オルバン氏は国民の就労を重視し、無職の人にも冷淡だった。路上生活者を支援する団体のスタッフは「失業手当が暮らしていけないほどの低額しか支給されていない」と憤っていた。少子化対策に貢献する多子世帯への手当は手厚く、車の購入補助まである。一方で性的少数者に対する抑圧は強められた。
今回のオルバン氏の敗北は「こんな国でいいのか」という国民の疑問がふくらんだ結果でもあったように思う。
オルバン氏は2014年、演説で「非自由主義的な民主主義国家」を目指すと表明した。競争力のある国家を作るためには中国やロシアのような中央集権的な体制がいいとの考えだ。
オルバン氏の政党は10年以降、選挙で勝ち続けただけでなく、議席の3分の2以上を占め、事実上どんな法案でも国会で可決できる状況が生まれた。結果、民主主義的な制度があっても、個人の自由や権利は軽視され、独裁的な国家になってしまった。
中央ヨーロッパ大のエニエディ・ジョルト教授(政治学)によると、民主主義とは「単なる多数決」に過ぎない。少数派も含めた個人の権利が尊重されるには「自由主義」が大切だという。
国のリーダーが自由主義を尊重しているか。その見極めをおざなりにすると、国の形が思いもよらない方へ変わりかねない。ハンガリー総選挙が残した教訓だと思う。【ベルリン五十嵐朋子】
Open Questions
- What specific policies will the new opposition government implement?
- How will Hungary's relationship with the EU evolve?
- What will be the long-term impact on individual freedoms and rights in Hungary?
- Will the shift towards liberal democracy be sustained?





