Pianist Tomoki Kitamura's Tribute to Toru Takemitsu's "Astérisme"
Quick Look
- Pianist Tomoki Kitamura discusses his performances of Toru Takemitsu's "Astérisme," a piece he long wished to play.
- The album "Astérisme," released in March 2026, features Takemitsu's challenging work, which Kitamura performed with the Sapporo Symphony Orchestra and the Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra in 2024.
AI-generated summary
Why It Matters
Pianist Tomoki Kitamura, active in Berlin, is known for his performances of contemporary music. He has released a new album titled "Astérisme" featuring works by 20th-century composers, with the title track being Toru Takemitsu's challenging piano concerto of the same name.
「1年に3回も演奏しました、とお伝えしたいですね」
ピアニストの北村朋幹(ともき)さんが語りかけたい相手は、今年が没後30年にあたる武満徹。「ずっと演奏してみたかった曲」を書いた作曲家だ。
その曲は、星が爆発するかのような激しさを持った、異色の作品だった。
演奏したかった曲、札幌と東京で
1991年生まれの北村さんは、浜松やシドニー(オーストラリア)をはじめとする国際ピアノコンクールで上位入賞を重ね、現在はベルリンを拠点に活動する。
幅広いレパートリーの中でも積極的に取り組み、高い評価を得ているのが近現代の作品だ。
2026年3月にリリースしたアルバム「アステリズム」(フォンテック)は、20世紀を代表する作曲家たちの楽曲を収録する。
核となるのが「ずっと演奏したかった」という表題曲、武満によるピアノと管弦楽のための「アステリズム」だ。楽譜の冒頭には、作曲家が辞書から引用した「(天文学) a.星群 b.星座」といった言葉が記されている。
68年の大みそかに完成し、翌年1月に小澤征爾指揮のトロント交響楽団によって初演された。ピアノ独奏は、前衛音楽の演奏の第一人者として知られるピアニストで作曲家の高橋悠治さんが務めた。
それから半世紀以上が過ぎた24年、日本の二つのオーケストラが定期演奏会で「アステリズム」を取り上げた。
5月に札幌交響楽団(札響)が井上道義さんの指揮で2公演(札幌コンサートホールKitara)、10月に東京都交響楽団(都響)が英国出身のライアン・ウィグルスワースさんの指揮で1公演(東京文化会館)。
いずれも北村さんが独奏を務め、このうち札響との協演がライブ録音され、CD化された。
書物で知った「すごく衝撃的」な作品
そもそも北村さんが「ピアノを弾く人間」として武満を意識したのは10歳のころ。ビオラとオーケストラのための「ア・ストリング・アラウンド・オータム」(89年)をCDで聴いた。
武満の後期の作品で、あえて言うなら“聴きやすい作品”だ。調性感があり、官能的とも表しうる響きが北村さんの琴線に触れた。
その出会いを入り口に、実際に楽譜を見て弾いたりCDを聴いたりして武満のさまざまなタイプの楽曲を知っていった。
北村さんは「アステリズム」を「いつ、どこで知ったかは忘れてしまった」。確実なのは、まずは書物で曲の存在を知ったということ。「どうやらすごく衝撃的な作品らしい」と。
その後、録音を聴きつつ、実際に弾いてみたのはドイツに留学していた10年代半ば。
「その時点で演奏が決まっていたわけではなく、積極的に『やりたい』と言っていたわけでもなかったのですが、ソロで武満の曲を弾く機会も増えてきて、時々楽譜を取り出して見ていました」
本格的に曲を勉強し始めたのは24年の演奏会が決まってからだった。
頂点のフォルティッシッシモへ
楽曲の最大の特徴にして「衝撃的な作品」たるゆえんは、曲の…
Open Questions
- What specific challenges did Kitamura face in preparing and performing "Astérisme"?
- What was the audience reception to the performances in Sapporo and Tokyo?
- How does Kitamura's interpretation of "Astérisme" compare to previous recordings or performances?
- What are Kitamura's future plans regarding Takemitsu's works or contemporary music?






