
うっかり見逃していた気になるニュースを週末に一気読み
ソニーとTSMCによる次世代イメージセンサー合弁会社の設立決定や、Metaが公開したローカル動作可能な30B規模のAIオープンモデル「Muse Glimmer」など、8月9日週に発表された主要なテクノロジー関連ニュースを振り返る。
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ソニーとTSMCは5月8日に次世代イメージセンサーに関する戦略的提携で基本合意していた。
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月9日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
ソニーとTSMCが次世代イメージセンサー開発に向けて合弁会社を設立へ
ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、ソニー)とTSMCは8月11日、次世代イメージセンサーの合弁会社を設立する確定契約を締結したと発表。社名は「Advanced Vision Semiconductor Manufacturing株式会社」、拠点は熊本県合志市で、2029年の量産開始を予定している。
両社は5月8日に次世代イメージセンサーを巡る戦略的提携で基本合意しており、今回はそれが法的拘束力のある契約になった形だ。
出資額はソニーが約4650億円、TSMCが約2820億円で、合計約7470億円となる。ソニーの出資には現金に加え、会社分割による資産の移管が含まれる。ソニーが単独の支配株主となり、新会社はソニーグループの連結子会社として運営される。代表取締役もソニー側から選出する予定とのことだ。
役割分担は、ソニーがイメージセンサーのコア技術の開発と製品の企画・設計を担い、TSMCが先端プロセス技術と製造の知見を提供する。手掛けるのは、先端の製造プロセス技術を採用したスマートフォン向けイメージセンサーだ。
これにより、顧客ニーズを起点とした製品化の迅速化、技術革新の加速、供給力の強化を目指すとしている。
Metaがローカルで動く30Bモデル「Muse Glimmer」を公開
Metaは8月10日、AIエージェント向けのオープンモデル「Muse Glimmer-30B」を公開した。ライセンスはApache 2.0で、商用利用や改変、再配布に制限を設けていない。
特徴は、手元のPCで動かすことを前提に作られている点だ。モデルカードは「コンシューマー向けハードウェア上での自律的なエージェント処理のために作った」とし、クラウドの設備を使わずに完結させられるとしている。
そのための手段が量子化だ。重みを約4bit精度まで圧縮し、言語モデル部分を20GB未満に収めたという。用意されているのは2種類で、K-Quant-Dynamicは32GB、K-Quant-17GBは24GBのグラフィックスメモリ(または統合メモリ)を対象とする。フル精度版は64GB(同)が必要とされており、24GB版なら必要量はおおむね3分の1強になる計算だ。
気になるのは圧縮による精度低下だが、同社の測定では、15の一般的なベンチマークにおける精度の平均でK-Quant-Dynamicが0.2%、K-Quant-17GBが1.0%の劣化にとどまるとしている。
16トークンをまとめて予測するブロック拡散モデル「DFlash」を使った投機的デコーディングに対応しており、GeForce RTX 5090では毎秒74.9トークンが233.4トークンへと3.1倍に伸びたという。
Apple M4 Maxでは23.7から37.8トークンへ1.5倍、同M5 Maxでは26.6から50.2トークンへ1.8倍だ。計測にはRTX側がllama.cpp、Appleシリコン側がExecuTorchを使っている。
実行環境としてはllama.cpp、Ollama、LM Studioなどの対応アプリで利用でき、Hugging Faceにはベースモデルの他にassistant版、GGUF版、ExecuTorch版が置かれている。
モデル自体は総パラメーター数が約296億で、うち約18億はビジョンエンコーダーだ。入力はテキストと画像、出力はテキストで、コンテキスト長は13万1072トークン以上となっている。
AI outlook — possibilities, not facts
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