「自分は一体、何者なのだろうか」――。幼い頃、そう悩み苦しんだ研究者がカボベルデの歩みを知り、W杯初出場に歴史的意味を見出す
Quick Look
カボベルデ出身の研究者・青木敬氏が、自身のルーツに悩む中でカボベルデの歴史を知り、サッカーW杯初出場に深い意味を見出す。無人島から奴隷貿易拠点へ、災害と歓喜、そして「ソダーデ」という概念が育まれた国の歩みを紹介。
AI-generated summary
Why It Matters
文化人類学者の青木敬准教授は、幼少期に自身のアイデンティティに悩み苦しんだ経験を持つ。西アフリカの島国カボベルデの歴史を知ることで、その霧が晴れていったという。
「自分は一体、何者なのだろうか」――。
幼い頃、そう悩み苦しんだ研究者がいる。自分を覆う霧が晴れてきたのは、西アフリカの島国カボベルデの歩みを知ったからだという。
研究対象としている国が、サッカーの祭典ワールドカップ(W杯)に初めて挑んでいる。歴史的背景を踏まえ、その意味をかみしめている。
サッカーW杯に初出場するカボベルデはどんな国なのか。14年前から現地に通う研究者に話を聞きました
・無人島から奴隷貿易拠点へ
・W杯予選中に起きた災害と歓喜
・育まれた概念「ソダーデ」とは
・真の「独立」への歩み
苦難続く離散する人々
カボベルデに2012年から通う関西大の青木敬(けい)准教授(37)=文化人類学=は、日本人の父と英国出身の母の間に生まれ、日本、英国、フランスに住んだ。
「なぜ日本語がきちんとできないんだ」
「外国人だもんな」
そんな声が耳に入ったことがある。「苦しかった。このモヤモヤは何なんだろうか」と思いながら育ってきた。
高校時代に言語学とアフリカに…
Open Questions
- カボベルデの「ソダーデ」とは具体的にどのような概念か。
- W杯予選中の災害と歓喜の具体的な内容は?
- 青木准教授の今後の研究テーマは?






