Hızlı Bakış
大阪で活動する俳優の谷ノ上朋美さん(53)が、祖母の沖縄戦体験を基にした一人芝居を上演。15歳で母と7人のきょうだいを失った祖母の証言から、戦争の悲劇と命の尊さを伝える。81年が経った今も続く若者の自殺問題にも触れ、生きることの重みを訴える。
Yapay zekâ özeti
Neden Önemli?
沖縄戦では県民の4人に1人が亡くなったとされる。俳優の谷ノ上朋美さんの祖母は、15歳で母と7人のきょうだいを失った。谷ノ上さんは祖母の体験を基にした一人芝居を学校などで演じている。
おばあちゃんが生き残ったから今の私がいる――。
81年前の沖縄での地上戦では沖縄県民の4人に1人が亡くなったとされる。
大阪を拠点に活動する俳優の谷ノ上朋美さん(53)の祖母は、15歳の時にその戦火に巻き込まれ、母と7人のきょうだいを失った。
谷ノ上さんは2022年から、祖母の体験を基にした一人芝居を学校などで演じてきた。戦争から81年がたった今、日本では自ら命を絶つ小中高生が絶えない。舞台から伝えたいことがある。
6月上旬、谷ノ上さんは大阪市生野区の寺で「ゆんたくしましょうね」と題した一人芝居を演じた。
舞台には沖縄本島を描いた大きな地図が掛かり、谷ノ上さんが扮(ふん)した「おばあ」がつぶやく。
「あれが爆弾落としてきよるさ。手つないでたのに。誰もいなくなった……」
演じる役は戦跡ガイド、女子学徒、日本兵、ガマ(自然壕(ごう))に避難した母親――などに次々と変わり、それぞれの立場での沖縄戦を表現していく。
1時間15分、迫真の演技が終わると、約50人の観客から拍手が湧いた。
一旦は離れた演劇の世界
谷ノ上さんは1972年、大阪府で生まれた。沖縄が戦後の米国統治下を脱し、日本に復帰した年だ。
母は沖縄県浦添市出身で、18歳の頃に就職で大阪へ。そこで出会った男性と結婚した。
谷ノ上さんが子どもの頃、沖縄の祖父母からは段ボール箱に手作りのサーターアンダギーや米国製のお菓子などが詰まった荷物がよく届いた。
短大を卒業後、在日コリアンの半生を演じる一人芝居で知られた俳優の新屋英子(しんやえいこ)さん(2016年に87歳で死去)のもとで劇団員となった。
大阪を拠点に全国を回ったが、27歳の頃に演劇の世界を離れて島根県に移り住み、看護師や、不妊に悩む人のカウンセラーとして働いた。
15年、新屋さんの公演に久しぶりに足を運んだ時、「また一緒にお芝居しましょう」と誘われた。新屋さんは翌年に他界したが、次第に「一人芝居に挑戦したい」という気持ちが膨らみ、大阪に戻って18年から公演を始めた。
祖母から私へ つながった命
その年、母と一緒に沖縄県を訪れ、祖母の又吉純子さんを連れて糸満市の「平和の礎(いしじ)」に行った。
沖縄戦などで命を落とした24万人超の名前が刻まれた碑。南方で戦死した曽祖父や沖縄戦で亡くなった曽祖母らの名前がずらっと並んでいた。
祖母から「家族全員が死んだ」と聞いてはいたが、「おばあちゃんが奇跡的に生き残ってくれたおかげで、命が私までつながっている」と痛感した。
看護師だった時には難病の患者と、カウンセラーとしては不妊で苦しむ人と向き合ってきた。谷ノ上さんは性的マイノリティーで、自身でも生きづらさを感じてきた。
「生きている。それだけですごいことなんだ」
Açık Sorular
- 戦争の悲劇はどのように次世代に伝承されるべきか
- 若者の自殺問題と戦争体験の関連性は
- 演劇を通じた平和教育の有効性とは






