国連事務総長、超大国の振る舞いを非難 「多国間主義の危機ではなく、自ら紛争を起こす超大国の振る舞いが危機」
Hızlı Bakış
国連のグテレス事務総長は20日、来日中に記者会見し、ロシアのウクライナ侵攻などを例に挙げ、紛争を起こし拒否権で免責される超大国の振る舞いが多国間主義の危機だと厳しく非難した。国連安保理改革の必要性も訴え、次期事務総長に改革への戦いを呼び掛けた。
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来日中のグテレス国連事務総長は20日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。ロシアによるウクライナ侵攻や米国の対イラン軍事作戦など世界中で紛争が相次ぐ現状について、「多国間主義が危機なのではなく、自分たちで紛争を起こし、拒否権を用いて免責される超大国の振る舞いこそが危機的なのだ」と厳しく非難した。
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グテレス氏は、大国が悪い見本を示すことで「世界中の中規模国も、処罰を受けずに好きなことができると考えてしまう」とも指摘。その上で、「国連事務局が世界中で増加する紛争を封じ込めるのは非常に困難だ」と訴えた。
また、紛争予防などの機能不全に陥っている国連安保理改革の必要性を改めて主張した。事務総長に就任した2017年当初は「安保理改革はタブーであり、事務総長は語るべきではないとされていた。現在では常任理事国でさえ改革の必要を認めるなど、事態は変わり始めている」と議論の前進を評価した。
グテレス氏は26年末に任期満了となるが、自身の権限の限界から在任中に改革を実現できなかったと振り返り、今秋にも選出される次期事務総長に対し「沈黙してはならない。世界に正義を確立するために戦い続けよ」と呼び掛けた。







