熊本地震の被災地で求められる「液体ミルク」の現実、断水続く氷川町での育児の苦悩
お湯いらずで災害時に役立つとされる液体ミルクだが、被災地への流通や配給には課題が残る。
Hızlı Bakış
熊本地震の被災地・熊本県氷川町では地震直後から断水が続き、乳児を育てる母親らが粉ミルクの調乳や哺乳瓶の洗浄水不足に悩んでいる。災害時に役立つとされる「液体ミルク」の支援や配給を求める声が上がっている。
Yapay zekâ özeti
Neden Önemli?
粉ミルクと異なりお湯が不要な乳児用液体ミルクは、災害時の備えとして注目されてきた。
粉ミルクと違ってお湯いらずの乳児用「液体ミルク」。災害時に役立つとされ、2016年の熊本地震や西日本豪雨で注目された。7月28日に発生した熊本地震の被災地では必要とする人たちに届いたのか。
震度7を観測した熊本県氷川町。地震直後から町内では断水が続き、完全復旧には至っていない(5日時点)。
(1)被災地での状況、粉ミルクは配給されたが…
町内で2児を育てる母親(38)は、生後半年の子どもをミルクのみで育てている。災害の時には液体ミルクが役立つと聞いたこともあっていつも買い置きしていたものの、毎回使えば数日間でなくなってしまう量だった。
そんな状況で今回の地震が起き、在宅避難中、断水の中でも粉ミルクを使わざるをえない。粉ミルクを溶かす飲料水はぎりぎりあるが、哺乳瓶を洗ったり消毒したりする水が足りない。やむをえず実家の井戸水を使っていたが、「これでいいのか……」と衛生面での心配な思いが募った。
知人のつてで3日、民間団体から支援物資として液体ミルクを受け取った。「ありがたい。もし避難所に行っても、おなかがすいて大泣きしている子どもをよそに粉ミルクを溶かして冷ましている余裕はなく、断水しているのでそもそも水もない。災害のときは、水が要らない液体ミルク一択だと思いました」
ただ、それでも残りには限りがあり、追加で手に入るかわからない。「水と同じぐらい当たり前に配給物資として置いてほしい」
同じく町内で6人の子どもを育てる看護師の窪田美穂さん(40)の末っ子は生後3カ月。被災した実家を片付けるために自宅を空けている昼間はミルクをあげたいが、断水が続く。町の配給物資に粉ミルクが少しだけ入っていたものの、「水がないと溶かせんし、洗えんし、消毒できんし、どぎゃんせんといかんと?」。貴重なペットボトルの飲み水を使って消毒している。
氷川町は10年前の地震に続…
Açık Sorular
- 被災地への液体ミルクの公的な配給体制はどのように強化されるのか
- 氷川町の断水はいつ完全復旧するのか







