Auf einen Blick
抱月工業の最高人事責任者である弓指利武氏が、企業文化の言語化と「クレド」策定から採用戦略を刷新。新卒面接を廃止し、交流会や工場見学のフィールドワークを導入することで、学生が会社の「ありのまま」を体験し、企業理念と現場の仕事が結びつく独自の採用手法を確立した。
KI-generierte Zusammenfassung
Warum es wichtig ist
抱月工業は、売り上げを伸ばすために人材採用を重視しており、最高人事責任者の弓指利武氏が約2年半前から採用戦略を担っている。
同社で採用戦略を担うのは、約2年半前に入社した弓指利武氏(最高人事責任者)だ。売り上げを伸ばすためには人と組織を磨く必要があり、そのために人材を採用する――このような考えの下、抱月工業の採用に取り組んできた。
着任直後に取り組んだのは「採用施策を増やすこと」ではなく、意外にも「会社の文化を言語化すること」だった。その出発点になったのが、企業活動のよりどころとなる行動指針や価値観をまとめた「クレド」の策定だ。
クレドの策定から着手した背景には「採用するためにはまっとうな人事評価の制度がないといけない」(弓指氏)という考えがあった。学生からも評価制度について質問される機会が多く、評価項目を整理しようとした際に「そもそも会社が大切にしてきた文化・価値観は何か」を明確にする必要があると気付いたという。
そこで、ベテラン社員へのヒアリングを重ね、会社に根付いている価値観を言語化した。弓指氏は「私がクレドを作ったというより、社員の皆さんの声をまとめて文字にした」と振り返る。
完成したクレドは印刷してカードにし、各部署で朝礼の際に読み合わせている。朝礼でスケジュールを共有するだけでなく「今日はこのクレドを意識して仕事をする」と一人一人が宣言する運用を始めた。
その後は「ビジョン」の策定にも取り組んだ。社員の参加を促し、会社としてどこを目指すのかを議論する場を設けた。こうした文化づくりの延長線上に採用を位置付けているという。
新卒面接をやめて、代わりに始めたこと
弓指氏は、採用手法にも新たな試みを取り入れている。
昨今はAI技術が発達し、学生が採用面接で自己アピールに使う「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)の完成度が高まった。しかし弓指氏は、採用の基礎になるのは「予習できないこと」にあると考えた。
そこで同社は、会社説明会を廃止した。代わりに、バーを貸し切った交流会を実施。会社の考え方に共感した人だけが採用選考へ進む形式に変えた。
さらに、新卒採用では面接を行わず、工場を自由に見学できる“フィールドワーク”を取り入れている。学生には「冒険してください」と伝え、社員の話を自由に聞いてもらう。
「会社の良い面」だけを見せようとはしない。工場のにおいや作業環境も含めて、そのまま体験してもらう。「他社とは全く違って面白かった」という学生もいれば「自分には合わない」と感じる学生もいるという。
弓指氏は、それで構わないと考える。採用では人数よりも、その人が持つストーリーに目を向けたいという。
工場見学中の学生が現場社員に質問すると、社員もクレドという共通言語を使って会社の考え方を説明できるようになった。理念と現場の仕事が結び付き、学生に会社の姿を伝えやすくなったという。
Offene Fragen
- 新採用手法の具体的な効果は?
- 採用された人材の定着率は?
- 他社への波及効果は?







