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中学受験に懐疑的だった母親が、漫画「二月の勝者」を読み、娘の受験に伴走。当初は疑問視していたが、漫画に描かれた受験生たちの成長に感化され、家族で勉強に取り組む中で中学受験への見方を変えていった。
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Why It Matters
東京都内在住の園田明美さん(40代、仮名)は、中学受験に懐疑的だったが、娘のバスケ部入部への思いから中学受験を意識し始めた。そんな折に出合った漫画「二月の勝者」が、彼女の受験への見方を変えるきっかけとなった。
このまま娘を中学受験させていいのか――。母は迷いを捨てきれなかった。
東京都内在住の園田明美さん(40代、仮名)は、中学受験に懐疑的だった。自分自身も中受の経験はなく、「興味はありましたが、子どもは遊べばいいんじゃないの、というくらいに考えていました」と語る。
大都市圏を中心に中受ブームが続く中、当初はそこまで乗り気ではなかった親が、手探りで子どもの受験に伴走するケースもある。
明美さんの場合、心の支えになったのは、中受に挑む親子にとってのバイブルと呼ばれる漫画「二月の勝者―絶対合格の教室―」(小学館)だった。
<主な内容>
・中受を意識し始めたきっかけ
・漫画を読み、母が心に決めたこと
・懸命に取り組んだ受験の結果は
・中受に対する親の見方は変わったか
第36部「令和のリアル 中学受験」は6月25~27日に公開します
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乗り気ではなかった中学受験
明美さんの長女みどりさん(仮名)は小学4年のころから、地元のミニバスケットボールクラブに通っていた。同級生に比べて足が速く、ボール遊びが好きだったことから、練習の体験に連れていったところ、楽しんで参加するようになった。
「中学でバスケ部に入りたいな」
娘はやがて、そう口にするようになった。周囲の公立中には女子バスケ部がなく、明美さんは徐々に中受を意識するようになった。
とはいえ、もともと明美さんは中受を疑問に思うところもあった。
「別に私も受験しなくて困ったわけじゃないし、遊ぶことで身につく友人たちとのコミュニケーション能力だってあると思います」
中受は親が子どもに無理やりやらせているもの、というイメージも頭の片隅にあった。
母が出合った漫画
そんな折に知ったのが、中受を題材にした漫画「二月の勝者―絶対合格の教室―」(高瀬志帆著、小学館)だった。2017年12月に週刊ビッグコミックスピリッツで連載が始まり、ネットサーフィンでたまたま見つけた。中堅塾を舞台に、塾講師や受験生、保護者たちの奮闘が描かれている。
1巻では、受験当日に大雪が降る中、寒さと緊張に震える受験生が不安げに試験会場に向かう場面がある。見送りのために校門前で待つ塾講師に、受験生が理科の問題の解き方を確認し、最後の最後まで懸命に努力する。
「漫画の中の子どもたちが成長する姿を読んで、娘も受験することで、自分で考えられるような人になるかもしれないと思えました」
家族ぐるみで取り組んだ勉強
小学4年の12月、自宅から徒歩数分の距離にあった中受用の塾で体験授業を受けさせると、みどりさんは「授業が面白い。入る」と目を輝かせた。
塾に通い始めると、学校よりもはるかに多い宿題に黙々と取り組んだ。
「受験するかは1年後くらいに決めればいい」と伝えていたが、本人は自然と受験への意欲を高めていった。
塾は週3日、午後5時すぎから午後9時ごろまでだった。明美さんや夫の正和さん(仮名)が送り迎えし、自宅では授業の復習や宿題を見守った。小学5年生の5月の大型連休は、家族ぐるみで勉強に打ち込んだ。
正和さんが算数や理科、明美さんが理科や社会の暗記系を分担した。夫婦でテキストを先に読み込み、ネットで調べた教え方をまねて試行錯誤した。
親子でイライ…
Open Questions
- 受験の結果はどうだったのか?
- 母親の見方は具体的にどう変わったのか?






