
福岡市博多区の老舗料亭「老松」が閉店し、跡地にホテル建設が検討されている。伊藤忠都市開発などが2029年3月までの完成を目指し、開発を進める。宿泊価格を抑えた長期滞在型ホテルが候補で、インバウンド需要を見込む。
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約100年前に創業した福岡市博多区の料亭「老松(おいまつ)」が昨秋に閉店した。跡地については、ホテルを建設する案を軸に開発が検討され、2029年3月までに完成を目指している。伊藤忠都市開発(東京)が毎日新聞の取材に明らかにした。
新たなビルは伊藤忠都市開発とクラフティアが共同で開発し、老松と隣接するビルの計1175平方メートルが敷地となる。取得額は数十億円とみられる。老松の解体工事は始まっており、来年6月以降に新ビルが着工する見込み。地上10階建て程度を想定しているという。
伊藤忠都市開発は新ビルの用途について「第1候補はホテル。賃貸マンションやオフィスなどを含め検討中」としている。ホテルにする場合は「宿泊価格を抑えた長期滞在型」を想定しているという。同社は「インバウンド(訪日客)の需要が見込める」として、九州で既にホテル6棟の開発計画を進めている。
東京商工リサーチ福岡支社によると、老松は1927年創業。大手や地元企業を主な顧客としていたが、2025年10月末に閉店したとみられる。料亭は、全国的に企業の接待需要が減少し、コロナ禍による顧客離れも進んだことで、減少傾向にあるという。【中園敦二】

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