バーチャルテコンドー初開催、身体的制約を超えた新たな格闘競技の可能性
Quick Look
VRゴーグルとセンサーを活用し、アバター同士が戦う「バーチャルテコンドー」が初開催された。接触がないため怪我のリスクがなく、体格や年齢を問わず楽しめるのが特徴。運営面での機器調整などの課題も浮き彫りとなったが、多様性のある競技として期待が寄せられている。
AI-generated summary
Why It Matters
バーチャルテコンドーは、VR技術を用いてアバター同士が対戦する新しい競技形態。接触がないため、身体的な怪我のリスクを排除し、年齢や体格の差を超えた対戦が可能。
VR(仮想現実)ゴーグルを装着した選手が二手に分かれ、蹴りなどを繰り出す。その動きを体に取り付けたセンサーが、瞬時に感知。仮想空間でアバター(分身)同士が戦うバーチャルテコンドーが、初めて開催された。
接触がないから、けがのリスクもダメージもない。アバターの体格が統一されているため、階級もない。実際の組手は1ラウンド2分間のところ、バーチャルは1分間。体格や年齢に関係なく楽しめる点を売りにしている。
日本勢の男女選手対決が実現
日本勢の男女選手対決があった。
3ラウンド制で行われ、女子の中島美鳳(みほう)(尚志塾)が第1ラウンドを先取。残り2ラウンドを男子の鈴木颯(はやて)(新宿テコンドークラブ)が奪い返した。仮想空間の画面上で体力ゲージが減るのは、格闘ゲームさながらだった。会場内では「選手自身がコントローラーそのもの」とアナウンスする演出もあった。
続く準々決勝で敗れた鈴木は、もともと組手の選手だった。だが数年前、骨にがんが見つかり、2023年に鎖骨を除去。「もう続けられない」と思い、指導者の道を歩み始めたところでバーチャルが登場した。「これだったらできる。多様性のある競技なので、今後伸びると思います」
運営面では、選手がマットに上がった後、機器の調整に時間を要し、すぐに試合が始まらないなど、課題も浮き彫りになった。
中島は「お客さんを待たせていると感じた部分もあった。でも、色んな人たちに見ていただけたのは良かった」と言う。
新種目は今後、開催を重ねながら、バージョンアップしていく。
Open Questions
- 今後の大会開催スケジュールは?
- 運営上の技術的課題はどのように解決されるか?







