
気象庁は30日午前4時半に福井県にレベル5大雨特別警報を発表し、命の危険がある状況でただちに安全を確保するよう呼びかけた。福井市、大野市、勝山市が対象で、1時間降水量は観測史上最多を記録。冠水や車の立ち往生の通報が相次ぎ、ダムの緊急放流の可能性も指摘されている。
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気象庁によると、日本海から日本の東側に前線が停滞し、湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になっている。これにより福井県で記録的な大雨が発生している。
気象庁は30日午前4時半、福井県にレベル5大雨特別警報を発表した。命の危険がある状況で、ただちに安全を確保する必要がある。
雨、昼ごろまで最大級の警戒必要
気象庁によると、対象は福井県の福井市、大野市、勝山市。今後、他の市町村にもレベル5特別警報を出す可能性があるという。福井県は福井、大野、勝山、あわら、坂井、永平寺の6市町に災害救助法を適用した。
雨は昼ごろまで最大級の警戒が必要な状況が続く。午後にはピークを過ぎる見通しだが、引き続き厳重な警戒が必要だという。
気象庁と国土交通省は午前5時半から会見を開き、「これまでに経験したことのないような大雨で、何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い。命の危険が迫っており、ただちに身の安全を確保してほしい」と呼びかけた。浸水が懸念される場合には車で移動しないよう求めた。
1時間降水量、観測史上最多も
レベル5特別警報では、避難所へ向かうことにはこだわらず、近くの頑丈な建物の上層階などへの避難が求められる。外へ出ることも危険な場合は、2階以上の部屋に移動するなど、少しでも命が助かる可能性の高い行動をとることが必要だ。
気象庁によると、日本海から日本の東側に前線が停滞し、湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になっている。
30日未明の1時間降水量は福井市美山で64.0ミリ、坂井市春江で57.0ミリ。午前5時40分までに観測した最大の24時間降水量は勝山市で292.0ミリ、坂井市春江で282.5ミリで、観測史上最多となった。
ダムで緊急放流を行う可能性
今回の大雨は非常に激しい雨ではあるが、線状降水帯は発生していない。気象庁の細見卓也予報課長は「1時間の降水量としては十分多いが、100ミリ前後の記録的短時間大雨は観測されていない。50~60ミリほどの雨が長い時間、比較的同じ場所に降り続くことで大雨になった」とした。
国土交通省によると、午前4時半時点で福井市の荒川、大野市の赤根川で氾濫(はんらん)発生水位を超えたほか、福井市の芳野川、大野市の清滝川、坂井市の田島川で氾濫危険水位を超えている。坂井市の龍ケ鼻ダムでは今後、緊急放流を行う可能性があり、坂井市とあわら市を流れる竹田川で急激に水位が上昇する恐れがある。
冠水の通報相次ぐ 「車が立ち往生」
30日午前8時現在、大雨特別警報が出ている福井市、大野市、勝山市の消防本部によると、道路の冠水や建物の床下浸水といった通報が相次いでいるという。福井市消防本部では、「車が立ち往生して出られなくなった」という通報があり、乗っていた2人を救出したという。
福井市の一部を管轄する福井署によると、車が立ち往生しているという通報が複数寄せられているという。
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福井県の他の市町村にもレベル5特別警報が出される可能性がある
Possible · Within hours
坂井市の龍ケ鼻ダムで緊急放流が行われる可能性がある
Possible · Within hours
午後には雨のピークを過ぎる見通しだが、引き続き厳重な警戒が必要だ
Likely · Within hours

気象庁は30日午前4時半に福井県にレベル5大雨特別警報を発表し、命の危険がある状況でただちに安全を確保するよう呼びかけた。対象は福井市、大野市、勝山市で、1時間降水量は福井市美山で64.0ミリ、坂井市春江で57.0ミリと観測史上最多を記録。複数の川で氾濫発生水位を超えるおそれがある。

線状降水帯による記録的な大雨に見舞われた北陸地方。石川県羽咋市では川の氾濫により自宅が浸水し、住民が当時の切迫した状況を振り返った。

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