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妊娠中の母親の血液に特定の脂質が検出されないと子どものぜんそく発症リスクが約60%高い
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Why It Matters
ぜんそくは、子どもの健康を脅かす重大な疾患である。
妊娠中の母親の血液に特定の脂質が検出されない場合、子どものぜんそく発症リスクが約60%高い傾向がみられたとする研究結果を、デンマーク・コペンハーゲン大のチームがまとめた。ぜんそくの「個別化医療」を実現するための指標となる可能性がある。
特定の脂質「12―HETE」があると…
特定の脂質は炎症に関わる「12―HETE」。ぜんそくに関連し、悪化に関与すると考えられてきたが、逆にこれが作れないマウスは肺の免疫が未熟なまま育ち、大人になってから感染症が悪化しやすくなると2022年に報告されていた。
チームは、デンマークと米国で計約1500人を一定期間追跡した研究を分析した。デンマークの研究によると、妊娠中の母親から12―HETEが検出されなかった場合、検出された場合と比べ、子どもが10歳までにぜんそくを発症するリスクが約60%高い傾向がみられた。
米国の研究と統合すると、母親から検出されなかった子どもは、3歳時点で気管や気管支がゼーゼーと鳴る「喘鳴(ぜんめい)」を発症するリスクが約40%高い傾向がみられた。
3歳までにぜんそくのような症状が出る回数も、検出されなかった母親の子どもで多く、風邪を引く回数も多いことと関連していた。
また、12―HETEが…






