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富士宮やきそば学会は、食文化の継承と品質維持のため「語り部育成アカデミー」を開校。全国から集まった飲食店関係者が歴史や特徴を学び、次世代への伝承を目指す。参加者は故郷の味への思いを語り、専門店開業への意欲も示した。
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Why It Matters
富士宮やきそば学会は、富士宮やきそばを通じて地域活性化を図る市民団体。2000年に発足し、近年は販売店舗の世代交代や品質維持が課題となっている。
静岡県富士宮市のB級グルメ「富士宮やきそば」を通じて地域活性化を図る市民団体「富士宮やきそば学会」は22日、「語り部育成アカデミー」を開校した。富士宮やきそばの歴史や文化を正しく次世代に語り継ぐ担い手を育成していく。
2000年に発足した学会は昨年、25周年の節目を迎えた。近年では販売店舗の世代交代や新たに開業する店舗もある中で、品質に対してクレームも出てくるようになり、品質の維持も課題となっているという。
富士宮やきそばは22年、世代を超えて受け継がれた食文化を認定する文化庁の「100年フード」に認定された。学会は富士宮やきそばを広げる役割から、「正しく伝え守り続ける」ことの必要性を感じるようになったという。
同アカデミーは2日間で富士宮やきそばの特徴や歴史などを学び、最終日には受講したことを示す名刺の形をした受講証を渡す。今後は年1回、開校していきたい考えだ。
22日には学会の渡辺孝秀代表が富士宮やきそばによって地域おこしを行い、国内外から観光客を呼び込んできた歴史などを説明した後、富士宮市内の製麺会社4社の麺を使った4種類の富士宮やきそばを受講者が試食し、味の違いを比べた。
受講したのは全国から集まった飲食店13社の21人。その中の1人、藤田雄司さん(36)は東京・渋谷で静岡の食材を扱う和食居酒屋を営み、富士宮やきそばも提供している。
富士宮市出身の藤田さんは故郷の味を更に学びたいと思い、受講を決めた。藤田さんの店では富士宮やきそばを提供する際、客に特徴などを説明しているという。
藤田さんは「講習の中で学んだ歴史などをお客様にも伝えていきたい。新たに富士宮やきそば専門店をオープンさせて、やきそばの良さを多くの人に理解してもらい、故郷に恩返ししたい」と話していた。
学会の渡辺代表は「富士宮市民にとって富士宮やきそばは、日常食になっている。受講者には語り部となって富士宮やきそばの食文化を次世代に正しく伝えていってほしい」と期待した。【道下寛子】
Open Questions
- アカデミーの今後の継続性
- 受講者の語り部としての活動成果






