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サッカーW杯北中米大会で日本と対戦するチュニジア代表は、堅守速攻が持ち味のアフリカ予選無敗の実力国。しかし、過去6大会で決勝トーナメントに進めていない。在日チュニジア人男性は「日本も強いが、チュニジアも互いに応援し合う文化がある」と語る。
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Why It Matters
サッカーW杯北中米大会に出場するチュニジア代表は、北アフリカからコンスタントに出場している実力国である。国内で一番人気のスポーツはサッカーであり、独特の応援文化を持つ。
サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の1次リーグF組で日本と対戦するチュニジアは、3大会連続7回目の出場となる。
北アフリカからコンスタントにW杯に出ているチュニジアは、どんな国だろうか。よく知る人物に聞いてみた。
「サッカーはチュニジア国内で一番人気があるスポーツですよ」
そう断言するのは、東京都中央区で地中海料理レストラン「ラジュール」を営むチュニジア出身のモラド・ハジリさん(55)だ。
ハジリさんは幼い頃、学校が終わって宿題を片付けると、サッカーで遊ぶのが何より楽しみだった。
だが、すべての家庭にサッカーボールがあるわけではなく、ボールを持っている人は遊ぶ時に優遇されたという。
「ボールがない時は、自分たちが着ている洋服を丸めて、ひもで縛って蹴り合った」と懐かしむ。
ハジリさんは、兄の留学先として身近に感じていた日本で「レストランを開きたい」と、1999年12月に来日した。
初めは日本語がほとんど分からなかったが、勤務先のレストランで、日本人スタッフが身ぶり手ぶりで伝え、日本語を教えてくれた。日本人の優しさを知り、今では「すっかり住み慣れた」と語る。
サッカー観戦も大好きなハジリさん。日本代表について「本当に強い。W杯でファイナル(決勝)に進んでも不思議じゃない」と太鼓判を押す。
一方、堅守速攻が持ち味とされるチュニジアはどうか。
1次リーグF組の4チームの中で世界ランキングは最も低いが、アフリカ予選を10戦無敗、無失点で突破した実力国だ。だが、W杯では過去6大会、決勝トーナメントには進めていない。
ハジリさんは若手メンバーが多いとして「今回は(どれくらい強いか)まだ分からない」とみる。
実際、本大会の初戦ではスウェーデンに1―5で大敗した。
サッカーの応援には、独特の「文化」がある。
チュニジアはイスラム国家で、大半がアラブ人だ。
互いの連帯意識が強いアラブ諸国らしく、仮に国際大会で自国が敗退後も、エジプトやモロッコ、アルジェリアなど、近隣で勝ち残っている国があれば「スタンドで一緒に応援し合うのが当たり前。仲良しです」と強調する。
中東や北アフリカで使われる酒杯の形をした太鼓「ダラブッカ」を使った応援も特徴だ。
日本とチュニジアが対戦するのは20日(日本時間21日)。過去6回の対戦があり、日本が5勝、チュニジアが1勝で、直近では23年の国際親善試合で日本が2―0で勝っている。
どちらを応援するか尋ねると「難しいですね……」と苦笑し、こう続けた。
「お互い0点で引き分けが一番良いかな」。どちらも大好きな国だから、負けてほしくないのが本心だ。【川村咲平】
Open Questions
- チュニジア代表の現在の実力は?
- 日本戦での戦術は?






