Newsgather
Back筑波大蹴球部、AI活用でスウェーデン分析 W杯北中米大会へ
筑波大蹴球部、AI活用でスウェーデン分析 W杯北中米大会へ
Developing
朝日新聞4d agoSports4 min readJapan

筑波大蹴球部、AI活用でスウェーデン分析 W杯北中米大会へ

Quick Look

筑波大蹴球部の分析スタッフがAI会社Beproと協力し、W杯北中米大会の対戦相手スウェーデンを分析。スウェーデンは速攻と空中戦を得意とする一方、地上戦に弱点があると指摘。日本は2トップへのボール供給を阻止し、組織的なパスワークで地上戦を制することが勝利の鍵と分析されている。

AI-generated summary

Why It Matters

筑波大蹴球部の分析スタッフがAI会社Beproの協力を得て、W杯北中米大会の対戦相手スウェーデンを分析。スウェーデンの戦い方が明確であると指摘している。

Font size

日本代表やJリーグのクラブで活躍する人材を生み出してきた筑波大蹴球部の分析スタッフが、人工知能(AI)を用いた分析会社「Bepro(ビプロ)」の協力を得て、ワールドカップ(W杯)北中米大会での日本代表(世界ランキング18位)の対戦相手を分析する。第3戦で対戦するスウェーデン(38位)は戦い方が明確という。

格下のチュニジア(45位)に5―1で大勝し、格上のオランダ(8位)に1―5で大敗。1次リーグ(グループリーグ)の2戦で大きく明暗が分かれたスウェーデンだが、そのスコアと同様に彼らの特徴は攻守でかなりはっきりとしている。

サイドでパスを受ける傾向

スウェーデンが得意な攻撃の形は速攻。相手のプレスをはがすと一気にスピードアップし相手陣へ。この速攻で鍵を握る選手が2人のFW、イサク(リバプール)とヨケレス(アーセナル)だ。

イングランドの名門クラブでプレーする2人は、さまざまな形でスウェーデンの攻撃の起点となる。

チュニジア戦で彼らがパスを受けた地点を見ると、コートの中央で構えてボールを受けることの多い一般的なFWに比べ、サイドや相手の背後で受けるプレーが多い。彼らがよりスペースのあるエリアでボールを受けることで、スウェーデンは一気に相手陣に前進し、ゴールに迫る。

また、チュニジア戦での2人の間のパス交換は10回と、ディフェンダーを除くと最も高い数値を記録した。個の突破力はもちろん、彼ら同士の関係性や互いを生かすプレーも相手の脅威となる。

日本はこの2人のFWにボールを入れさせず、自由にプレーさせないことが、勝利に向けた重要なポイントだ。日本がチュニジア戦で見せた、DFや2ボランチを中心とした相手の攻撃の芽を摘む守備に期待したい。

地上戦に弱点

一方で、スウェーデンは守備でも特徴が分かりやすい。

スウェーデンの3人のセンターバック(CB)の平均身長は190.3㌢、日本代表の初戦の3選手の平均身長が185.7㌢であることから、空中戦には自信のあるメンバーがそろっているといえる。特に中央のCBヒエンは、浮いたボールを前向きにはね返すプレーが持ち味で、チュニジア戦では空中戦で100%の勝率をたたき出した。

その一方で、足元でのプレーやパスワークへの対応には不安があり、チュニジア戦での地上戦の勝利数は、3人のCBを合計しても0回だった。第2戦のオランダ戦でも低いクロスボールから三つの失点をしており、地上戦の守備対応は明確にDF陣の弱点である。

スウェーデンが得意な空中戦ではなく、日本の武器の一つである組織的なパスワークでゴールに迫ることで、試合を優位に進めて得点を奪いたい。

Open Questions

  • 日本代表の具体的な守備戦術は?
  • スウェーデンの地上戦の弱点はどこまで突けるか?

Related Topics

This article was originally published by 朝日新聞.

Related Stories

More on this topicサッカー