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検察の「特捜部」について解説。東京、大阪、名古屋の3地検に設置され、捜査から起訴まで一貫して担当する精鋭集団で、政界汚職や企業犯罪、脱税事件などを扱う。ロッキード事件やリクルート事件など、歴史的な事件も手掛けてきた。
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Why It Matters
特捜部は、検察の中でも特に規模の大きい東京、大阪、名古屋の3地検にのみ設置され、捜査段階から起訴までを一貫して自らが担う精鋭集団である。
司法に関する記事でよく使われる「司法のことば」をわかりやすく解説する。
今回は「特捜部」について。正式には特別捜査部という。
検察は、警察が捜査で得た証拠や供述調書をチェックするとともに補充的に捜査もし、容疑者を起訴するかどうか決めたり、公判で被告の有罪を証明したりするのを主な役割とする。全国50カ所の各地検には規模に応じて刑事部や公安部、交通部、公判部などの部署がある。
これに対し、特捜部は捜査段階から起訴まで一貫して自らが担う。特に規模の大きい東京、大阪、名古屋の3地検にのみ置かれている。
中でも、東京地検特捜部は精鋭集団とされる。約30人の検察官が所属し、「特殊・直告」「経済」「財政」の3班体制で、政界の汚職事件や粉飾決算といった企業犯罪、脱税事件などを捜査する。
各班には副部長が配置され、そのもとでキャップと呼ばれる主任検事が捜査を取り仕切る。全体を指揮する部長は出世ポストの一つだ。
名をあげたロッキード事件
終戦2年後の1947年、旧日本軍が隠した物資を横領する犯罪を取り締まるため東京地検に設けられた「隠退蔵事件捜査部」が前身で、49年に改称された。一躍名をあげたのがロッキード事件。76年、米国の航空機製造大手ロッキード側から5億円の賄賂を受け取ったなどとして田中角栄元首相を逮捕、起訴した。首相在任中の行為について刑事責任が問われたのは憲政史上初めてだった。
88年に発覚したリクルート事件では、リクルートのグループ会社が発行する未公開株などの賄賂を収受したとして、藤波孝生・元官房長官ら政官・経済界の12人を起訴した(在宅起訴を含む)。93年には金丸信・元自民党副総裁を逮捕し、10億円余りの所得税を脱税したとして起訴した。
日産のゴーン元会長も逮捕







