NPO法人「レスキュー・ハブ」、歌舞伎町で性風俗店や路上売春に就く女性支援のためクラウドファンディング実施
Quick Look
NPO法人「レスキュー・ハブ」は、歌舞伎町で性風俗店や路上売春に就く女性を支援するため、5月末までクラウドファンディングを実施。悪質ホストクラブや売春あっせんの規制強化にもかかわらず、街の状況は変わらず、支援を必要とする女性たちへのサポートを続けている。
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Why It Matters
NPO法人「レスキュー・ハブ」は、性風俗店や路上売春に就く女性を支援している。歌舞伎町では近年、悪質ホストクラブや売春あっせんスカウトへの規制が強化されたが、街の状況は大きく変わっていない。支援は民間頼みとなっている。
性風俗店や路上での売春といった「夜職」に就く女性を支援するNPO法人「レスキュー・ハブ」が5月末までクラウドファンディング(CF)に乗り出している。
活動する東京・歌舞伎町では近年、悪質ホストクラブや売春をあっせんするスカウトの規制が強化された。だが、街の様子は大きく変わっていない。女性たちに手を差し伸べ続けるため、レスキュー・ハブは支援を呼び掛けている。
「トー横の女の子」雨中の救出
4月、代表の坂本新さん(54)は雨の中で車を走らせた。以前からやり取りがあった女性(20)から「逃げたい」と連絡を受けたからだ。女性は歌舞伎町の「トー横広場」を居場所にし、ホテル街に立って売春をしていた。初めて会った時、「薬物の過剰摂取をしている」とも言った。
女性は泊まる場所を求めて知人男性に誘われるままに埼玉の自宅に行き、手を出されそうになったという。「緊急性のある話でしたから」。そのまま彼女を拾い、坂本さんが知る都内の女性宅へと届けると、日付は変わっていた。
公園からホテル街へ、実態変わらず
レスキュー・ハブは2020年にNPO法人化し、路上の女性たちに「話を聞かせて」と声をかけ続けてきた。顔を合わせて関係を築き、予期せぬ妊娠や生活保護の申請、家や仕事探しの相談に乗る。女性なら誰でも使える夜間相談室「ハブステ」を歌舞伎町内に設け、週末の夜に欠かさず開けている。
夜の街路だけでなく、遠方からSNSや電話で連絡を取ってきた女性のサポートも増えつつある。歌舞伎町で買春客を待つ女性たちも減っていない。ここ1年ほどで、立つ場所が以前の大久保公園周辺から近くのホテル街に移っただけだ。
支援は「人と人のつながり」から
多様な事情を抱える女性たちに対し、行政が直接できることはあまりない。現場での支援は民間頼みになっているのが実情だ。レスキュー・ハブにはここ3年、東京都の補助を受け、新たに2人の職員が加わった。
25年春から働く槙原杏菜さん(28)は社会福祉士の資格を持つ。「ここにいる女の子たちを遠い人とは思えない。支援は、まず人と人として接するところから始まると思っています」
「推し活」断てない女性たち
雨中に送り届けた女性は「推し活」相手との関係が断ち切れず、その男性から暴力を受け、売春もさせられていた。首のあざを見て、坂本さんが病院に連れて行ったこともある。
「そういうことはしばしばです」(坂本さん)
ホストクラブ、友人、「彼氏」と名乗る何者か。接する女性たちは、少なからず夜の街に依存する。いくら手を差し伸べても、移り気な相手に振り払われることは日常茶飯事だ。
「でもね」と坂本さんは言う。「彼女たちも心のどこかで不安がっています。今の状況から抜け出したいと思ったとき、頼れる誰かが必要なんです」
私金持ち出しも限界
活動には私金を持ち出してきたが、都の助成金が使えない都外からの相談増や物価高もあり、シェルター(一時避難所)や相談室の運営にこれまで以上の費用がかかるという。
Open Questions
- クラウドファンディングの目標金額はいくらか?
- 集まった資金は具体的にどのように使われるのか?
- 行政の支援は今後どのように強化されるのか?
- 「推し活」と売春の関係性は、具体的にどのように女性を追い詰めるのか?



