Quick Look
マーケティング支援会社の調査で、SaaSツールの39.2%がオーバースペック状態にあることが判明。現場層では機能を持て余し、調査や検討に週1時間以上の時間をロスするケースも。決裁層と現場層の評価のずれが、ツールの見直しを妨げる要因となっている。
AI-generated summary
Why It Matters
SaaSツールの多機能化が進む中で、現場の負担が増加している可能性が指摘されている。特に、導入判断を行う決裁層と実際にツールを利用する現場層との間で、ツールの機能に対する評価に乖離が見られる。
SaaSツールの多機能化が、かえって現場の負担になっているかもしれない。マーケティング支援会社のシナジーマーケティング(大阪市)によると、現在利用しているSaaSツールの機能評価について、「オーバースペック状態にある」が39.2%に上った。一方、「機能が不足している」は14.0%にとどまった。
オーバースペックと回答した人の内訳は、「半分以上の機能は使っていない」が22.0%、「ほとんど使いこなせていない」が17.2%だった。
ツールの操作方法を調べたり、使い方が分からず悩んだりする時間については、「毎週ロスがある」が58.0%を占めた。「1~3時間未満」が15.6%、「3~5時間未満」が5.2%と、週1時間以上のロスを抱える層も20%を超えた。
業務効率化のために導入したツールが、現場では「調べる」「探す」「迷う」時間を生み出していることがうかがえる。
同じツールでも、ツール導入や更新の判断に関与する決済層と、実際に運用する現場層とでは評価が大きく異なった。決裁層では30.3%が「機能不足」と感じる一方、現場層では44.6%が「オーバースペック」と回答した。
また、決裁者のツールの見直し意向は計81.8%に上り、内訳は「未着手」が56.1%、「具体的に検討中」が25.8%だった。見直しが進まない背景について、同社は「移行コストや工数だけでなく、決裁者と現場の評価軸のずれも影響している」と分析した。
調査は、MA・CRM・SFAなどのSaaSツールを業務で利用する250人を対象にインターネットで実施した。調査日は2025年12月25日。
Open Questions
- 決裁層と現場層の評価のずれを埋める具体的な施策は何か?
- 移行コストを抑えつつ、現場のニーズに合ったツール選定を行う方法は?






