オハイオ州立大、元医師による性的被害の元学生279人に約160億円で和解
米国のオハイオ州立大は3日、大学が雇用していた男性医師=故人=から性的被害を受けたと訴えていた元学生279人に対し、計約1億ドル(約160億円)を支払うことで和解したと発表した。大学は学生スポーツが盛んなことで知られ、アスリートなどが被害に遭っていた。
大学やNBCテレビによると、元医師は1978~98年に在籍。学生アスリートを担当したり、学内診療所で働いたりしていた。2005年に自死している。
大学は2018年、レスリング選手だった元学生からの訴えを受け、外部弁護士による調査を開始。翌19年、少なくとも177人の男子学生が体を触られたり、裸にされたりといった被害を受けていたと明らかにした。79年には大学職員が問題行為を認識していたが、長らく対応がとられなかったという。
大学は謝罪した一方、元学生らから複数の訴訟を起こされていた。NBCなどによると、今回の和解の前にも、大学が317人に計6100万ドル(約97億5千万円)以上を支払うことで合意していた。今回の和解では、その後も訴訟が続いていた元学生280人のうち、1人を除いて合意に至ったという。






