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詐欺の「受け子」を束ねた男性、優越感に浸るも転機となる出会い
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毎日新聞·4h ago·🇯🇵Japan·Crime

詐欺の「受け子」を束ねた男性、優越感に浸るも転機となる出会い

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#特殊詐欺#受け子#組織犯罪#名古屋#高校生#報酬#暴力#優越感
毎日新聞
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男性は、詐欺の被害者から現金を受け取る「受け子」を束ねた。

「自分の組織を持っているかのような、他では味わえない優越感」に浸ったが、ある人と出会い、考えを改めたという。

「軽い気持ち」で詐欺行為に手を染めた後、異なる形で犯罪組織との関わりが切れた2人の男性が毎日新聞の取材に応じた。

報酬が「おいしかった」

10年ほど前、名古屋市の高校生だった悠人(26歳、仮名)は地元の先輩から「簡単な仕事」の依頼を受けた。「金はいらないので協力しますよ」と安請け合いし、後輩を集めた。

指定された人物に会って、弁護士の代理を名乗って現金を預かる。こうした指示を受け、不似合いなスーツを着た後輩を現場に向かわせた。

現金の取り立ては「悪い人を懲らしめるため」との説明を受けていたが、相手にするのは高齢者ばかり。この人たちは被害者で、自分は詐取金を受け取る「受け子」に指示を出している。すぐにそう理解した。

それでも、報酬が「おいしかった」。受け子となる後輩1人を取り持つと数万円が得られた。「後輩への電話一本で稼げた。どんどん件数を増やしていこう」。5~6人を集め、計10回ほど指示したと記憶している。

あるとき、想定していた段取り通りに被害者が現れず、恐怖心を抱いた後輩はその場を離れた。悠人は「先輩と自分の顔を潰した」として、後輩を殴った。

指示役だけでなく、別グループの受け子から預かった金を先輩の元に運ぶこともあった。

マンションの駐車場。乗用車のタイヤの下に置かれた封筒を回収した。中身を見ない約束だったので数えていないが、封筒の重さや厚みで500万円分ぐらいの札束だったと思う。「ここのグループ、すげえ稼いだな」。被害者を想像することはなく、ただ好奇心がわいた。

封筒の回収で1回につき、3万~10万円が得られた。高校を中退し、建設現場で働き出した後も「体を使わずに稼げる副業」として、特殊詐欺に加担し続けた。3年間で得た報酬は100万円ほど。「あぶく銭」としてほとんどを飲み代に使った。

記事の後半では悠人を変えた出会いを振り返ります。「受け子」となったもう1人の男性、翔太の記事はこちらです

「犯罪は似合わない」

やればやるほど先輩から「大きい案件」が振られた。「仲間内の立ち位置が上がる優越感」に浸っていたが、ある男性との出会いが転機となった。

「受け…

This article was originally published by 毎日新聞.

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