Drones Emerge as Key Tool in Bear Management Across Northeast Japan
東北各地で出没や人身被害が多発するクマ対策で、ドローンの存在感が高まっている。上空からクマの位置を把握する「見守り」で人とクマとの遭遇を回避するだけでなく、より直接的な「追い払い」も可能なのだという。
ドローンが活躍する現状とさらなる活用策の可能性、今後の課題は。秋田県ドローン協会(秋田市)代表理事を務める金森昌亮(まさあき)さん(41)へのインタビューを2回に分けて紹介する。【聞き手・工藤哲】
<後編>ハンターの肌感覚とドローンの機動力 効果ある「クマ対策」探る
――2024年11月に秋田市のスーパーにクマが侵入し、従業員1人を襲って2日余り店内にとどまった際は、ドローンでクマの動きを確認しました。秋田県内ではどのくらい、利用が広がっていますか。
◆ドローンの最大の強みは「赤外線カメラ」による熱探知です。秋田では21年ごろから建物の外壁調査やタイルの雨漏りなどの把握の目的で使われていました。
クマの大量出没や人身被害が多く起き始めたことで、クマ対策に使われることが増えました。協会は秋田市と25年8月に災害協定を締結し、要請に応じて情報収集や捜索活動ができるようになりました。
その直後に秋田市中心部の千秋公園でクマの目撃情報があり、初めて出動しました。千秋公園ではしばらく立ち入りが禁止されましたが、禁止を解除する際、クマがいないことの最終確認として直径約1・2メートルのドローンを飛ばしました。
まだ1年にも満たない期間ですが、既にクマ対策だけで40近い現場で活用されています。
――ドローンの性能について改めて教えてください。
◆赤外線カメラで見れば、肉眼では確認が難しい夜や早朝でも、野生動物の位置を確実に把握することができるようになりました。最新機種だと最大400倍のズーム機能があり、2、3キロ先からでも対…






