マダニ媒介感染症SFTS、感染者数過去最多192人。専門家が解説する被害拡大の理由と予防策
新緑がまぶしいこの季節。
外に出かければ気分もリフレッシュされるが、一方でX(ツイッター)にはこんな声が相次いで投稿されている。
<都会の公園なのに、500匹ぐらいいた>
<ゴルフ行ったら、付いてきた>
<ネコ庭で散歩してたらついてて即病院>
春から秋にかけて活動が盛んになるマダニのことだ。
マダニ媒介感染症の一つで、致死率が10~30%程度とされる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染者数は昨年、過去最多の192人に上った。
被害が広がっているのはなぜか。
有効な予防策は?
リーゼントにサングラス、黒ずくめがトレードマークの「ダニ博士」こと、国立環境研究所特命研究員、五箇(ごか)公一さんに聞いた。
<主な内容>
・野生動物→草むら→ペット・人
・新しい感染症・SFTS
・感染猫を診察した獣医師も死亡
・自分の身は自分で守って
・マダニのすさまじい生態
・いつどこに現れても……
野生動物→草むら→ペット・人
「人里にじゃんじゃん降りてきていますよね、クマが。シカ、イノシシ、街中でよく見かける外来種のアライグマも、もちろんみんなマダニを運んでいる。野生動物に寄生したマダニが人の生活圏に近い草むらに落ち、ペット、人へとリレー方式で飛びつくんです」
五箇さんはマダニが人に寄生するまでのサイクルをそう説明する。
野生動物はいまや身近な存在だ。
奈良公園や広島・宮島のシカはれっきとした野生だし、クマのみならず、アライグマやキョンなどが街中で目撃されることも増えている。
「最近のクマ問題でも言われていますが…






