
熊本代表の有明、斉藤遼汰郎の好投も及ばずサヨナラ負け
第108回全国高校野球選手権大会準々決勝で、有明は健大高崎と対戦。斉藤遼汰郎の好投で粘りを見せたが、延長タイブレークの末に0-1でサヨナラ負けを喫した。地震被災地である熊本代表として、最後まで緊迫した試合を展開した。
AI-generated summary
有明は開幕前に地震で被災した熊本県の代表校であり、今大会で注目を集めていた。エースの工修哉が負傷し、斉藤遼汰郎が先発を務める緊急事態の中での戦いだった。
(18日、第108回全国高校野球選手権大会準々決勝 健大高崎1―0有明)
自らバント処理をミスし、三盗を決められ、四球を出した。0―0の九回2死満塁、サヨナラ負けの危機のど真ん中で、マウンドの斉藤遼汰郎は笑っていた。楽しい――。
健大高崎の代打、園田蓮に対し、暴投も捕逸も四死球も怖がらず、正面から挑んだ。7球目、内角いっぱいの直球で見逃し三振。受けた西山享太郎は言う。「今日のベストボール。鳥肌が立った」
機動力が強みの両チーム。それを互いに封じあう、締まった試合になった。有明は1、2回戦で好投した工修哉がけがをし、先発を託された斉藤が、序盤から落ち着いて投げてスコアボードにゼロを重ねた。
「アルプス席と、それ以外の客席からも聞こえる歓声が力になった」
開幕前に起きた地震で被災した熊本代表という立場。声援が大きくなることも皆が理解している。ただ、声援の力だけで勝ち上がったわけではない。序盤の失点を極力防ぎ、後半勝負に持ち込む形を自分たちのものにしてきた証しが、この日の戦いだった。
十回、延長タイブレーク。1死二、三塁、二塁手の永田晴輝が一、二塁間へのゴロをさばき、本塁へ突入した走者を刺そうとした。が、タッチをかいくぐられた。サヨナラ負け。ビデオ検証でようやく判別できる、きわどいプレーだった。
「ほんの一歩だけ、届かなかった」と高見一茂監督。打球がもう少しだけ、二塁手寄りに転がっていれば、結果は変わっていたかもしれない。敗因は力の差ではなく、「球運」の差だけだった。

伝統の強打だけでなく、緻密な作戦とチームの結束力で智弁和歌山が優勝。八回に逆転を許すも、スクイズや継投で試合をひっくり返し、主将の松本を中心にミスを補い合うチーム作りが結実した。

第108回全国高校野球選手権大会決勝で、智弁和歌山が健大高崎を4-3で下し優勝。八回に健大高崎に逆転を許すも、智弁和歌山は動じずスクイズや犠打で再逆転。精神的な平常心とチームの結束が勝利を呼び込んだ。

第108回全国高校野球選手権大会決勝で智弁和歌山が健大高崎に4-3で競り勝ち、夏4度目の優勝を果たした。和歌山県勢の夏制覇は単独2位の9度目。

智弁和歌山を全国選手権大会優勝へと導いた中谷仁監督。就任3年目だった2021年以来、5年ぶり2度目の頂点に立った。「日本一コミュニケーションを取るチーム」をスローガンに掲げ、選手が伸び伸びとプレーできる環境づくりに奔走した。

第108回全国高校野球選手権大会決勝で、智弁和歌山高校が健大高崎高校を4-3で破り、5年ぶり4度目の優勝を決めた。智弁和歌山の選手や監督のコメント、試合の詳細を紹介。

第108回全国高校野球選手権大会は22日に決勝を迎える。4度目の優勝を狙う智弁和歌山と、初優勝を目指す健大高崎が対戦。継投で勝ち上がった健大高崎の守備力と、強打を誇る智弁和歌山の攻撃力がぶつかり合う。