Quick Look
大阪市西成区の「あいりん地区」にあった日雇い労働者向けの「あいりん貯蓄組合」(あいりん銀行)は、2012年に廃止。ピーク時の預金残高は10億円以上だったが、利用者減少により廃止。約3億2000万円が解約されず、市と住民の間で使い道のすれ違いが生じている。
AI-generated summary
Why It Matters
あいりん銀行は、日雇い労働者の自立を支援するために設立された。
大阪市西成区の「あいりん地区」に、かつて日雇い労働者のための銀行があった。その名は「あいりん貯蓄組合」(通称・あいりん銀行)。簡易宿所などで寝起きしながら働く人々に自立を促そうと、市が1962年に開設した。ピーク時(90年ごろ)の預金残高は10億円以上。半世紀にわたって労働者の暮らしを支えたが、利用者の減少に伴い2012年に廃止された。市は残高の精算を進めたものの、預金者と連絡が取れないなど返還手続きは難航。約3億2000万円が解約されずに残った。廃止から14年--。「おっちゃん」らが汗水垂らして稼いだその使い道を巡って、市と地域住民との間で「すれ違い」が生じている。 「寝耳に水」の決定 「住所がなくても印鑑だけで口座が作れた。九州や関東など日々全国の飯場(はんば)を渡り歩く労働者にとって、銀行はありがたい存在だった」。かつて日雇い…
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